特集 2017/8/31(木)

話題のダイエット「Whole30」! 知っておきたい6つの注意点とは?

アメリカで話題の新ダイエット「Whole30(ホール・サーティ)」ってご存知? 名前どおり“whole(自然食品)”にフォーカスしたダイエットプログラムで、30日間続けると腸内環境をリセットすることができるというもの。具体的には、砂糖、アルコール類、穀物、豆類、乳製品をカットし、肉、魚介類、卵、野菜、果物、良質オイル(植物油、ココナッツオイル、ナッツ類)を積極的に摂取することを推奨している。

3. 栄養豊富な乳製品も断つ!?
乳製品を積極的に摂取している人は、慢性疾患のリスクが低く、ウエスト周囲径が基準値より小さい傾向にあると言われている。では乳製品の代用品にも同じ効果が見込めるのか? 答えはそうでもない。美容効果が高いと言われるアーモンドミルクやココナッツミルクといったナッツ&シード系ミルクは、カルシウムやたんぱく質が少なく、ナトリウムの含有量が多い。牛乳や無調整豆乳に含まれるビタミンAやビタミンDも含まれていない。
減量効果を謳う「Whole30」は、高脂肪でたんぱく質ゼロの澄ましバターや、低脂肪のギリシャヨーグルトをレシピで推奨している。そして乳製品を断つことで、自覚症状のなかったアレルギーを見つけることができるのだとか。実際、乳製品に含まれるカゼインや乳清(ホエー)に対する遅延型アレルギーを持っている人も多いのだそう。しかし牛乳・乳製品アレルギーは、唇や喉の腫れ、蕁麻疹、アナフィラキシーを引き起こすもので、大人になってから突然発症することはあまりないというが、心配ならアレルギー検査を事前に受けておくことが賢明。一方、乳糖を分解することのできない体質、すなわち乳糖不耐症の人が乳製品を摂ると、おなかにガスが溜まることもあるので注意を。
 
代わりに……
無糖牛乳やヨーグルト、低脂肪チーズは食べてもいいが、高カロリーで糖分の多い加糖ヨーグルトやミルクベースのスムージーは避けるように。乳糖不耐症の可能性がある人は、試しに2週間ほど乳製品を断ってみて。

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original text : Jaclyn London, MS, RD, CDN   translation: Reiko Kuwabara

  • Data
    ジャクリーン・ロンドン(理学修士、登録栄養士、認定栄養士)は、米『グッド・ハウスキーピング』誌のニュートリションディレクター。栄養に関するニュース記事からトレンド情報、新ダイエット法の落とし穴、ダイエットTIPSまで、さまざまな記事を担当している。そのほか雑誌の企画で味覚テストを行ったり、『グッド・ハウスキーピング・シール』の使用を希望する食べ物の製品チェックを行ったり、加工食品の「塩分控えめ」や「食物繊維が豊富」といったうたい文句を検証している。
     
    >>US版『カントリー・リビング』のオリジナル記事はこちら

    ※この記事は、海外のサイトで掲載されたものの翻訳版です。データや研究結果はすべてオリジナル記事によるものです。

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