ロンドンではお茶もコールド・ブリュー
ロンドンでも、長年のコーヒーブームでコールド・ブリューのコーヒーはすっかり珍しくなった。そんななかでじわじわと人気を獲得しているのがコールド・ブリュー・ティーだ。「お茶はデリケート。だから水出しに向いている」と語るのは、現在ロンドンに2店舗を持つティーショップ「グッド＆プロパーティー」のオーナー、エミリー・ホルムス。「熱湯だと消えてしまう香りや旨みが、水にはゆっくり溶け出すので、ホットにはない味の奥行きが生まれます。ブラックティーから中国茶、日本茶、さらにはレモングラスなどのハーブティーまで、たいていの茶葉で作ることができるのも魅力」と話してくれた。

2003年からスタートし、現在は夏季限定でボトル詰めしたコールド・ブリュー・ティーも販売している。「1Lの水に6gの葉を使用。種類によって差はありますが冷蔵庫で14時間が基本のレシピです」。