世界初! パリで人気の生クリーム専門店「メゾン・ド・ラ・シャンティ」
おいしい生クリーム=甘いデザートというイメージがありますが、フランスではデザートだけではなく料理にも使われることが多く、家庭でもなくてはならない食材です。そんな今日は、スーパーに並ぶ数多くのブランド生クリームとはひと味違った、こだわりの生クリーム専門店「MAISON DE LA CHANTILLY(メゾン・ド・ラ・シャンティ)」をご紹介いたします。
フランスで「クレームシャンティ」とは、泡立てた生クリーム(ホイップクリーム)という意味があります。さかのぼること17世紀、シャンティ城のお抱えシェフが初めて砂糖を加えた生クリームを泡立て、そのふんわりとしたおいしさにみんなが驚いてこの名前が定着したとか。
今回紹介する、フランス初、いえ世界初の生クリーム専門店は、パリ7区にあるエッフェル塔そばのシャンドマルス公園からすぐの場所にあります。落ち着いて品のあるリッチな住人と、フランスらしさを求める旅行者が入り交じる場所として人気の界隈です。
ホワイトとブルーの清潔感のあるかわいい店内には、お菓子やクリームが並ぶショーケースがあり、壁にはテイクアウト用の焼き菓子やキャラメルなどが置かれています。そして店の入り口横にはオープンキッチンようなスペースがあり、オーダーを受けたデザートを目の前で仕上げてくれるので、待っている時間も楽しい。店頭にはテラス席があるので、カフェやショコラショーにたっぷりのホイップクリームを添えたメニューを味わうこともできますよ。
この店の生クリームは、オーベルニュ地方のカンタルからはるばる運ばれてきます。添加物を一切加えず、低脂肪でライトな口当たり。それでいてコクも香りもしっかりと生きている厳選された味わいです。責任者のフロリアン・クーディさんは、生クリームを愛するとても気さくなスタッフ。「生クリームの専門店なんておもしろいでしょ? でもフランス人は生クリームが大好きなのに、クリーム自体のおいしさには無頓着なんだ。だからもっと生クリームのおいしさを知って欲しい!」と話してくれました。
そんな間にも、瓶詰めの生クリームを料理用に買っていくマダムや、おばあちゃんと一緒に来てフレッシュのいちごを片手にホイップクリームを買っていく女の子、今夜のシガーパーティ用にここでお菓子を買っていくという男性などなど。クーディさんはお客様の話しを聞きながら、おすすめのデザートや生クリームを使う時のアドバイスを気軽にしてくれます。
>次ページでは、おすすめスイーツをご紹介!
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おおみやかな●日本・フランス国内のレストランにて仏料理と菓子を学ぶ。パリ在住日本人と結婚後、自宅での料理教室活動を開始し日本でも簡単に再現できる仏家庭料理レシピを紹介。育休中にトータルフードコーディネーター資格取得。ヴァンブの蚤の市がパワースポット。
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MAISON DE LA CHANTILLY(メゾン・ド・ラ・シャンティ)
47,rue Clar75007 Paris
tel. +33 1 45 50 44 35
営業時間/11:00~20:00 土・日曜10:00~20:00
定休日/月曜
https://www.facebook.com/MaisonDeLaChantilly/
※1ユーロ=¥117(2016年11月現在)