特集 2016/4/11(月)
世界のおやつ from Bologna / Mari

とことんパスタ好き!「トルタ・ディ・タリアテッレ」

イタリア人の主食と言えば「パスタ」。その種類は500以上とも言われており、イタリア人の多くが1日に1度は食べています。そんなイタリアの食文化とは切っても切り離すことができないパスタが、ここ「食の都」ボローニャでは、メイン食材だけにはとどまらず、ドルチェとしても登場します。そこで、ユニークなパスタのタルトをご紹介します!

タルトにナイフを入れると、「バリバリでは?」と想像していたタリアテッレはパリッとした手ごたえはあるものの、以外と簡単に切り分けることができボロボロと崩れていきます。そして、口に運んだ感想はと言うと……。アーモンドの層はしっとりとしており、しっかりとした甘さです。タリアテッレは、麺自体はさっぱりとしており、薄く細く作られているため口の中でパリパリと小気味よく砕けていって面白い食感を与えてくれます。ビスケット生地はアーモンドの層の甘さやバターを受け止め、これまた他の2層とは違ったほろっとした食感で口の中に広がってくれます。3層を一気に口に運べば、それぞれが独特の食感を繰り広げながら適度な甘さになってくれます。

こんな見た目にもインパクトのある「トルタ・ディ・タリアテッレ」は、焼き菓子なので日持ちし、これまでに味わったことのない食感も楽しめるので、日本へのお土産にしてもおもしろいかも! Via Drapperie(ヴィア・ドラッペリエ)店では、手のひらサイズの小さい「トルタ・ディ・タリアテッレ」も販売しています。
ちなみに以前、ボローニャ料理のレストランで、小さいサイズのタルトをマスカルポーネ・ソースに乗せて供されたことがありました。浸しながら食べるのですが、パリパリだったタリアテッレがしっとりとして、また新たな食感。ソースのレシピは簡単です。卵黄とマスカルポーネチーズを混ぜたものに、卵白と砂糖を合わせて泡立てものを加えて混ぜるだけ。お土産にタルトを買って帰ったら、家でこの食べ方を試してみてもいいかもしれません。

「パオロ・アッティ・エ・フィッリ」の近辺は、ボローニャ古来からの商業の中心地であり、今でもパン・惣菜店、野菜・果物屋、肉屋、魚屋などの食料品店のみならず、織物屋、金物屋などさまざまな個人商店が軒を連ねています。ボローニャに立ち寄られる際には、街の伝統と文化が詰まったこのエリアを訪れるのをお忘れなく。

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  • Paolo Atti & Figli s.r.l.(パオロ・アッティ・エ・フィッリ)
    Via Caprarie(ヴィア・カプラリエ)店
    Via Caprarie, 7, Bologna (BO), Italia
    tel. +39-051-220425
    営業時間/7:30~19:15(金・土曜は~19:30、日曜は10:30~13:30)
    定休日/日曜の午後
     
    Via Drapperie(ヴィア・ドラッペリエ)店
    Via Drapperie, 6, Bologna (BO), Italia
    tel. +39-051-233349
    営業時間/7:30~19:30
    定休日/日曜
    http://paoloatti.com/

  • Mari●大手経営コンサルティング会社にて経営コンサルタントとして勤務後、2006年に渡伊。2人の男の子のマンマをしながら「フェリチターリア」の通訳・翻訳者・FAI(イタリア環境基金)認定の文化・芸術メディエーターとして、「食の都」ボローニャを中心にイタリアの魅力を発信中。
    http://www.felicitalia.net/

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