お手本にしたい、リトアニアのライフスタイル
2016/12/28(水)
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さあ、森にきのこ狩りに!

きのこ狩りやベリー摘み。森の自然がすぐそばに
 
リトアニアでは、郊外にサマーハウスを持つ人が少なくない。都市部からでも、車で20分ほど走れば森があるという土地。週末の家として、あるいはバカンスを過ごす場所として、森の近くに小さな家を持つことはごく自然なことなのだという。

サマーハウスで何をするかというと……「春から夏は、ベリー摘み。森のなかのベリーは誰でも取っていいから、かごを持ってベリーを摘みに行くのよ。家に帰ったら、そのまま食べたりジャムにしたり。料理にもよく使います」と、今回サマーハウスに招いてくれたオルガさん。「あとは大工道具があるから、日曜大工なんかをすることも。釣りに行ったりもするわね」

「じゃあ、かごを持って。森に行きましょう」というオルガさんに誘われて、森の中へ。高い木が茂る森の中はしんとして空気がきれいで、歩くだけで癒し効果抜群。「あ、ほらみて!」という声に振り返ると、なんときのこが! 「夏から秋にかけての森は、きのこの宝庫なのよ。かごを持ってでかけると、1時間もしないうちに一杯になるの。毒きのこもあるけれど、気を付けていれば大丈夫」。
ベリーを摘んだりきのこを探したり。日本では頑張って出かけなければできないアクティビティがこんなに身近でできるなんて……。「サマーハウスというと、ゴージャスに聞こえるかもしれないけれど、私たちにとってはそんなに大げさなことじゃないの。冬が長いぶん、温かい季節は思い切り楽しまなくちゃね!」

森の散歩から帰ったら、お茶の時間。テラスにテーブルを出してハーブティーを楽しむのも、リトアニアの素敵な習慣。「今日は、リトアニア名物のシャコティスを用意したわよ!」と出されたのが、不思議な形のお菓子。これは、バウムクーヘンのように、木の枝に生地をかけながら回して焼いて作るもので、でこぼこした独特の形が特徴。「家族が集まるときや、お友達が遊びに来たときにはみんなで一緒に食べるの。楽しい時間には絶対必要なアイテムね」。庭でとれたりんごと、家庭菜園のフレッシュハーブでいれたハーブティ、そしてシャコティス。けっして高価ではないけれど、贅沢で温かなティータイム。

オルガさんが小さいころから使っているという、年代物の道具たち。遠いリトアニアで出合ったのに、なぜか懐かしい気持ちになるから不思議。「古いものだけど、大事に使ってるの。傷んでないし、それにかわいいでしょ?」

photos : Yukako Hiramatsu  cooperation : Republic of Lithuania State Department of Tourism  special thanks : Asami Kuchio

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