特集 2017/1/4(水)
セレブの失敗から学ぶお金の教訓「MONEY処世術」 Part.3

習い事に美容、被服費……自分磨きのお金は いくらまで使っていいの?

昨年2度目のウエディングを挙げ、公私共に順風満帆なジェニファー・アニストン。47歳となった現在も昔と変わらぬ美貌をキープしている彼女だが、その陰には多いときはひと月で100万円近くという自分磨きへの投資が! 稼いでいる時期はいいかもしれないが、このお金の使い方は将来的にも問題なし?

米『ピープル』誌の「世界で最も美しい女性2016」にランクインし、美しきセレブとして知られるジェニファー・アニストン。一方で、ヨガレッスンにエステやスパ、ヘアメイクなど、自分磨きに多額の費用をかけているとのウワサも。そもそも、趣味や習い事、美容費、被服費など、自分磨きのお金はいくらまでが妥当なのだろうか?

ファイナンシャル・プランナーの花輪陽子さんいわく、「自分磨きのお金について、独身かつ実家暮らし、または夫婦共働きで余裕がある家庭なら手取り給与に対して2割、ひとり暮らしまたは専業主婦であれば1割が目安です」とのこと。「さまざまな方の家計簿を見てきましたが、自分磨きのお金については使いすぎな人と切り詰めている人と、両極端なケースが目立ちます。しっかりと予算を立ててコントロールできるか否かで、家計の余裕が変わってきます」

自分への投資とひと言でいっても、「資格取得やキャリアアップのための投資と、リフレッシュや美容のための投資とでは節約法が異なります」と、花輪さん。「前者については勤務先の補助金制度を利用できるか確認するのはマストですが、さらにチェックしたいのが厚生労働省の『教育訓練給付金制度』。介護福祉士、看護師、保育士、美容師、栄養士といった専門資格を取得するためのスクールや、大学のMBA プログラムなどに通う場合、要件を満たせば支払った授業料の20%相当(専門実践教育訓練給付の場合は40%相当)が受講終了後にキャッシュバックされる制度です」。給付の上限などもあるが、適用されるかどうか調べてみる価値はありそうだ。

美容費や被服費については、「1回あたりの単価、または頻度を下げることが先決」と、花輪さん。「エステなどでローンを組んでいる人は要注意。ご褒美も習慣化すれば立派な固定費です。本当に必要か見極めると同時に、予算上限をもつことが大切です」。どうしても難しいという場合は、せめて利用するクレジットカードを統一してポイントを貯める、洋服やコスメを決まった百貨店で購入するのであれば「百貨店友の会」を活用するなど、お得な還元サービスを利用する工夫をしたい。
 
自分磨きのお金はストイックになりすぎると苦しいが、気が緩んで使いすぎてしまうのも問題。予算を設定し、その範囲内でやりくりしよう。

  • photo : Hiroyuki Ono

    お金の処世術を教えてくれたのは……
    花輪 陽子さん
    ファイナンシャル・プランナー。大学卒業後、外資系の投資銀行に入行。リーマン・ショックで夫婦同時失業というどん底を経験し、現職に至る。著書に『お金持ちになる女はどっち?』(PHP研究所)ほか。

supervision : Yoko Hanawa instgram : @jenniferjaniston

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