特集 2016/11/28(月)
記憶能力、ダイエット、UV対策まで

チョコレートを食べればヘルシーになれる!?

チョコレートラバーのみなさんに朗報! チョコレートがやめられない悪い癖は、つまるところ良い行いと言えるかも。というのも、カカオ豆から抽出される抗酸化物質であるフラバノールには、脳や心臓、血圧にいい効果や、代謝を増加させる不思議な力となどさまざまな効用があり、錠剤でも同様の効果が得られるのではないかと、科学者たちの間では考えられているそうだ。悲しいことにあの天にのぼるような幸せな味わいではないが、わずらわしいカロリーや脂肪分を得ることなくヘルシーな効果が得られるのだから錠剤タイプでも良しとしてもいいかもしれない。

ボストンにあるブリガム・アンド・ウィメンズ病院とハーバード大学医学部の研究者が最近、濃縮されたカプセルの状態で摂取された場合のフラバノールの真の力をより正確に測定するために、数百万ドルをかけた研究を行うとを発表した。臨床試験では、4年にわたり、国内18,000人の男女を対象に、ココアのフラバノールが心臓発作、脳卒中、心臓病による死のリスクを下げるかを検証する、と伝染病学者でハーバード大学医学部の准教授、かつ研究の共同ディレクターでもあるハワード・D・セッソ氏は言う。これまでの研究で、ココアのフラバノールは、血圧、インシュリン、コレステロールのレベルを下げ、血管の拡張能力を向上させるなど、心臓を守る効用があることが証明されているが、セッソ氏はそれらの実験は小規模で比較的簡易的なものだった、と述べている。
でも、これまで非難されていた昨今のチョコレート研究はこれだけではない。ほかの調査では、毎日ホットチョコレートを飲むと記憶機能が高まり、脳内の血流が向上するということが示されている。さらに2009年の研究では、フラバノール含有量が多いチョコレートは肌の紫外線からの保護力を高めることがわかっており、毎日ホットチョコレートを飲むことで日焼けによるダメージを減らすことができるかもしれないとか。また、調査は進み、チョコレートに含まれるそれらの抗酸化物質がインシュリン抵抗性の大幅な削減に実際に役立つとさえ提唱されている。こんな事態は、砂糖たっぷりのおやつにとってはとてつもなく思いも寄らないことだったに違いない。 そしてこのニュースの一番うれしいポイントが、チョコレート(とくにビターチョコレート)を食べると、体型をスリムに保てるかもしれないということ!
 
その詳細は、次のページでチェック! 

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original text : The Good Housekeeping Web team  transtlation : Anri Imano photo : Getty Images

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