不安な気持ちは、なぜ食欲につながってしまう?
ストレスがたまりにたまっているとき、気がついたらポテトチップスの袋が空っぽになっていた……という経験をしているのはあなただけではない。これには生物学的な根拠もあるらしい。その理由がわかれば、もうストレス過食をやめられるかも?
無意識にものを食べるという行為には、生物学的な理由がある。心配事を抱えていると、脳は手っ取り早く満足感を得られるもの(=おいしい食べ物)を求める傾向にあり、長期的な目標(=ダイエットなど)を忘れがちになってしまうという。同時に、ストレスホルモンとして知られるコルチゾールが、空腹シグナルを狂わせてしまうことがあるため、おなかが空いているわけでもないのに食べる必要性を感じてしまうというから恐ろしい。
さらに、このような状況のときに無性に食べたくなるような食品たちが、実際に食べて安心感をもたらしてくれるというわけでもないのだそう。ミネソタ大学が行ったある調査によれば、ストレスを感じている状態でチョコレート、アイスクリーム、クッキーを食べた被験者は、それらを我慢して食べなかったときと比べて、必ずしも気分が良くならなかったという結果が得られたそう。また、一時的な気晴らしやそれに伴って得られた多少の幸福感は、終わりがくるとかえって落ち込んでしまうこともよくあるケース。ではいったいどのように対処したらいいのか、専門家に尋ねてみた。
original text : Jessica Migala translation : Rubicon Solutions, Inc cooperation : Yuko Ehara photo : Getty Images
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※この記事は、海外のサイトで掲載されたものの翻訳版です。データや研究結果はすべてオリジナル記事によるものです。