バレンタインもすぐそこですね。最近はプレゼントってよりも、自分用に買うことが多いチョコレート（あ……何気に寂しいこと言っている？　私の場合ね……（涙））。やっぱり自分のために買うなら（もう、自分のためよ！　言い切るわよ！）おいしいものがいいよね。
 
今回、アンリ・ルルーのショコラを何種類も食べ比べる会に参加、初めてショコラの食べ比べのレクチャーを受けてきたの。

アンリ・ルルーは言わずと知れた、フランス・ブルターニュの名店。塩バターキャラメルだけじゃなくて、ショコラもめちゃくちゃ美味＆フランスでも人気なの。
 
で！で！！　食べ比べしたショコラが、毎年、フランス・パリで開催されるサロン・デュ・ショコラで、フランスのショコラ愛好会（略してC.C.C）のショコラの品評会みたいなのがあるんだけど、そこで最高位の「5タブレット」という評価を得た、アンリ・ルルーのショコラ3種と新作・定番各1種の計5個。あ、5タブレットって、レストランで言うところの3つ星みたいな感じね。そうそう簡単には取得できないんだよ。

贅沢なことに！ アンリ・ルルーのショコラを手がける、ジュリアン・グジアンシェフの解説つき。きゃー、贅沢！　そしてイケメン♪

シェフいわく、ショコラの食べ比べをするときに、パクッと一口で言ってはダメと。とくにアンリ・ルルーのショコラは組み合わせた素材が層になってることが多いから、目で楽しむことも重要なんだって。危ない、危ない。危うく一口でいくところだったわ。

ほら、断面ってひとつひとつ違うから見ていても楽しい～～。
 
アンリ・ルルーが受賞した5タブレットは3種類。左から「ガナッシュ・ノワール部門」では「ヴェンヌ・ドゥ・ヴェニュス」。こちら、アプリコットのパット・ド・フリュイの酸味が印象的。「プラリネ部門」では日本のごまを使った香ばしい香りとプチプチ食感がたまらない「ゴマ」。「ショコラ・オ・レ部門」では「テュラン・レ」を。
 
もちろんね、どれも本当に美味なんだよ……。なんだけど、ハンターのお気に入りが「テュラン・レ」なのだーーー。

イタリア産の栗を使ったパートドマロン入りのマジパンの上に、栗を使ったガナッシュを重ね、10年熟成したベネズエラ産のダークラムで香り付け。「ショコラ」、「栗」、「ラム」。この個性の強い3つの素材がひとつになったら、ショコラのなかでケンカしちゃうんじゃないの？ なんて、思ったんだけど……。素人が心配するようなことじゃ、なかったーーー！　最高っすよ。

ハンターが大好きな食感がいくつも楽しめて、香りがいくつにも重なってるんだけど、混じることなく調和。はぁ～～～。ため息しか出ないね。ちなみに、栗のガナッシュ（8mm）栗のマジパン（3mm）だって。そのmm単位でおいしさを組み合わせてるんだね。
 
今回、ショコラを食べ比べしてみて、わかったの。シェフいわく「ガナッシュはショコラの舌触りを楽しむ」「プラリネは食感を楽しむ」って。ショコラにも流行があるから、プラリネのナッツの引き具合も変わるわけ。滑らかなのか少し食感が強くあるのがいいのか。食べてみると好みがわかるよねぇ。
 
アンリ・ルルーのふるさとでもあるブルターニュの素材を使ったショコラにも注目！　
「サラジンヌ」は蕎麦の実を使ったもの。「タタン」はりんご。どちらも素材の味を全面に出しながらもショコラとの調和がバッチリ。強くおすすめする2品っす。
 
そうそう。ここでみなさまに朗報～～♪

東京のサロン・デュ・ショコラで食べたわっていう方もいるかもしれないんだけど、これがアンリ・ルルーの「クイニーアマン・オ・C.B.S」。食べ損ねたわという人は、六本木のミッドタウン店で近いうちに発売予定！　周りはカリッカリのサックサクなんだけど、中にバターキャラメルが入ってるわけですよ。それがちょっと温めると、とろ～～んってなるわけ。

じゅわっと染み込んだ生地をパクッと食べる瞬間がたまりません！　これ、本当に贅沢すぎるよ。ぜひ、発売されたら六本木へGO！
 
さ、アンリ・ルルーでショコラの奥深い世界を知ったので、引き続きアンリ・ルルーのショコラ食べ比べを自主練するぞ～！