グルメ ELLE PROMOTION2013/10/21(月)
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ライター&コーディネーター 鐙 麻樹さん from Oslo

ぬくもりあふれる北欧ヴィンテージ×ワイン

ノルウェーのオスロ市内で、大学院に通いながらフリーのライター&コーディネーターとしても活躍する鐙 麻樹さん。
「緑と湖に囲まれて暮らすノルウェー人たちは、自然とともに暮らしていて、穏やかな人柄が特徴。食事や余暇の過ごし方も、日本では考えられないくらい、とてものんびりとしています」と、日本にはまだまだ知られていない北欧のライフスタイルを発信している。
「たとえばカップルや夫婦での、この時期の典型的な平日の過ごし方を紹介すると……だいたい3時くらいには仕事を切りあげて、まだ明るい4~5時くらいに家でディナーをとります。魚料理に白ワインなど軽めの食事をすませたら、なんと外へ出て一緒にトレーニング! 湖や森をウォーキングしたり、冬ならクロスカントリーをしたり、日本人とは違って、食事のあとに体を動かすために外出します。そしてまた家に戻ると、ノルウェー産チーズやナッツなどをワインとともにつまみながらゆっくりと夜を過ごすんです」。実際、鐙さんもノルウェー在住歴5年にして、早めのディナーや食後の散歩(トレーニング?)にようやく体がなじんできたそう。

「ノルウェーはとても魚介類がおいしく、とくにノルウェーサーモンは格別です。スーパーなどで手軽に安価で買えるので、普段の食事にはもちろんおもてなしにもよく使われています。また秋はきのこ狩りのシーズンなので、近くの山で採ってきたきのこをたっぷり使った料理が食卓に並ぶこともあります。ワインは、フランス産のワインが主流。北欧は1年の半分が冬のような気候の雪国なので、国産ワインがないんです。ノルウェー人女性はとくに白ワインを好んで飲んでいますよ」。アルコール税率が高いノルウェーでワインが買えるのは、Vinmonopoletという専売所のみ。だから、物価が安いお隣のスウェーデンまでドライブがてら出かけ、ワインを購入する人も多いという。
「急にパーティに呼ばれるときもあるので、ワインのストックは不可欠。どの家でも数本は常備しておくのが普通ですね」。そんな鐙さんのおうちワイン晩酌は、北欧ヴィンテージを取り入れたぬくもりあふれるテーブルセッティングで始まる。

「ノルウェーのガラス工場、「ハーデラン・ガラス(Hadeland Glassverk)」のグラスが一番のお気に入り。創業1762年のノルウェー最古のガラス工場の製品は、どれも味があって手にしっくりなじみます。ほかの器もすべてノルウェーのヴィンテージもので、取り皿は「Figgjo(フィッギョ)」、サーモンが入ったオーブンプレートは「Stavangerflint(スタヴァンゲルフリント)」。季節感が出るような色柄を合わせて、日常的に楽しんでいます」。そのほかにも、デイリー使いしているワイングッズをいくつかピックアップしてくれた。
「お呼ばれのシーンなどで重宝しているワインバッグは、ノルウェー人デザイナーのHeidi Ryghデザインのもの。デンマークのブランド「normann COPENHAGEN」のシンプルなワインオープナーと、「ハーデラン・ガラス」の人気シリーズ「Tangen(タンゲン)」のグラス。これは、ノルウェーのクラシックなワイングラスのフォルムを今も語り継ぐ人気シリーズ。右のグラスは赤ワイングラスですが、ビールグラスとしても使えるので重宝しています。同ブランドのウォーターグラスとともに、グレーがかった色合いも、クラシックなワイングラスの趣が漂っていて素敵なんです」。
季節の恵みやその土地の食材とともに、ほどよくワインをたしなみ、自然とともに過ごし、家族とのんびり時間を重ねる北欧流ワイン晩酌。昔からずっとかわらない、こんなスタイルに思いをはせながら、北欧ヴィンテージ食器とともに、ぬくもりあふれるワイン・ナイトを楽しんでみてはいかが?
 
 

  • 鐙 麻樹/あぶみあさき
    ノルウェーの首都オスロ在住。2008年に上智大学外国語学部フランス語学科卒業後、オスロ大学でで学士号を取得。現在はオスロ大学大学院で修士号取得を目指し、メディア学を専攻中。そのかたわら、日本のメディアのための取材や撮影、執筆を中心にコーディネートや通訳業をこなす。観光やカルチャー&ライフスタイル情報をガイドブック、雑誌、ウェブ媒体などにも数多く寄稿。

    http://www.asakiabumi.com/

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photo : Yukako Hiramatsu styling : Makiko Iwasaki text : Tomomi Seki

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