新曲を遂に解禁! テイラー・スウィフトVSカニエ・ウェストの抗争まとめ
2017月8月18日(現地時間)に突如自身のSNSの投稿をすべて削除した後に、謎のヘビの動画を公開したり、新作の告知をしたりと、何かと世間をお騒がせしているテイラー・スウィフト。そんな彼女の3年ぶりとなるニューアルバム『Reputation』のなかに収録されたシングル曲「Look What You Made Me Do,」が本日から先行配信開始。そこで、テイラーを語る上には欠かせないカニエ・ウェストとの因縁バトルの詳細をタイムラインに沿って解説。嫌よ嫌よも好きのうちとはよく言うものだけど、本当の2人の仲は⁉︎
2009年9月13日
事の発端は、当時19歳だったテイラーが片思いソング「You Belong with Me」で最優秀女性ビデオ賞を受賞したMTVビデオ・ミュージック・アワード(VMA)の授賞式。彼女のキュートな受賞スピーチの最中、カニエ・ウェストが突然ステージに飛び上がり、マイクをつかみ取ると、今では誰もが知っている次の言葉を彼女に浴びせた。「よう、テイラー。おまえのことは嬉しく思うよ。(スピーチは)最後までやらせてやるけどな、ビヨンセのビデオが一番最高なんだ。一番最高なんだよ!」
グーグルで"悲しむ子猫"と検索すれば、その最中、テイラーがどんな顔をしていたか分かるはず。MTVのカメラはビヨンセの方に向けられたが、彼女は観客席で恐れおののいた様子だった。カニエが肩をすくめて、テイラーにマイクを返した時には、彼女の登壇の時間は終了していた。
これには誰もが関心しなかった。オバマ大統領はこの出来事に関して、カニエを「とんでもないバカ」呼ばわり。テイラーの楽曲「Bad Blood」でディスられていると噂のケイティ・ペリーでさえも乗ってくることはなく、ツイッターに「ファック・ユー、カニエ。あんたがやってることは子猫を踏みつけるのと一緒だよ」とまさにその状況を的確に言い表したつぶやきを投稿した。
カニエは速やかに退場。その夜、最優秀ビデオ賞を受賞したビヨンセは、テイラーを壇上に招き、彼女のスピーチを最後まで終えることができるようにとり計らった。どんな状況にあっても、ビヨンセは完璧な人間として振る舞った。さすがはビヨンセ。
2009年9月15日
自分のやったことを深く悔やんだカニエはトーク番組『ザ・ジェイ・レノ・ショー』に出演し、「失礼なことをしてしまった。自分を正当化する気はない。だって、俺が悪かったから。俺は人を助けたかったのに、誰かを傷つけて、才能あるアーティストから、いや誰からも、何かを奪ってしまったことに対して気持ちの対処をしているところさ」と認めた。
「自分の人生で、俺は自分が正しいと思ったことだけを与えたり、やったりしたいんだ。あの時、それが間違っていたとすぐに気づいたよ」
Translation & Text: Naoko Ogata Photo: Aflo、Getty Images