ミランダ・ホッブスが「セックス・アンド・ザ・シティ」でいちばんいい女である18の理由
本日6月6日は1998年に「セックス・アンド・ザ・シティ」の初回が放送された日。その「SATC」のヒロインといえばキャリー・ブラッドショー。でも、ドラマをよくよく見てみれば、ミランダがいちばん“いい女”という説がファンのなかでまことしやかにささやかれている。ミランダがキャリーよりもサマンサよりもシャーロットよりも素敵なことを18の理由から大検証。
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結局のところ、彼女が付き合うのはポルノ映画に出てくるホットな警官やスポーツ雑誌のグラビアに出てくるモデルのようなイケメン、もしくはブレア・アンダーウッドが演じたハンサム医師。つまり「自分に値する男性とだけ交際する」という恋愛の法則をしっかり実践している。
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でもミランダはブレア・アンダーウッドみたいな男をすっぽかし、バーテンダーのスティーブと結婚する。スティーブはお給料もミランダとは比べものにならないくらい低収入で、健康保険だって満足に入っていない。しかも睾丸ガンの手術も受けていて、片方の玉が……(以下略)。皮肉っぽく見てしまうとこんな男を選ぶなんてミランダってば支離滅裂。でも愛ってそもそも支離滅裂なもの。
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「くだらないテレビ番組にハマる、賢い女」が決して矛盾した存在ではないことを、身をもって証明してくれる。彼女は私たちと同じように仕事から帰ると、恥ずかしげもなくBBCのメロドラマを見たり、フードネットワークのグルメ番組を見たりする。決してオーストリアの映像作家が作った7時間のドキュメンタリー超大作は選ばない。タブロイド紙だって読んじゃう!
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子供にブレイディ・ホッブスと名前をつける。そしてスティーブ・ブレイディと結婚する。子供の名前がブレイディ・ホッブス・ブレイディになっても気にしない。
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シーズン1で豪華なマンションを購入する。もしあなたがリッチな夫と別れてがっぽり慰謝料をせしめたり、お金持ちのお父さん(例えば魔法瓶を発明したジョナサン・サーモスみたいな)からお金を借りたりしていないのであれば、35歳という若さでマンハッタンに部屋を買うのはほぼ奇跡。
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他の3人が男性を漁るゾンビみたいになっても、ミランダはそんな風に取り乱さない。
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チャイニーズレストランでウェイトレスがくすくす笑うのを見て、自分のことを笑っていると感じたら、きちんと問いただす。被害妄想にかられているだけかもしれないけれど、そんな風に自意識過剰になることは誰にでもある。でもこんな風に立ち向かえる人は少ないはず。黙って我慢するなんて選択肢はミランダにはない。
Translation & Text: Yoko Nagasaka