カルチャー編
1日をポジティブに過ごすためのカルチャーを朝イチ注入!
私たちが日中活動している間、脳は出来事の記憶を一時保存して蓄積している状態。仕事で起こったことや人間関係、通勤中の風景などが、ごちゃごちゃと共存している。けれど睡眠をとると、眠っている間に積み上がった記憶が整理されて脳がリフレッシュ。
つまり、朝は日常生活のしがらみから自由にものを考えたり、感じたりできる時間だということ。そんなゴールデンタイムに、なんとなくテレビ番組を見たり、SNSをサーフィンしたりするのはもったいない! 朝の時間に厳選したコンテンツに触れれば、きっと自分本来の感情や考えが研ぎ澄まされ、人生の質が高まるはず。
1. 40の質問に1日1行書き込んでやりたいことを整理
「あなたが今まで、自分の考えで決めて、実行したことはなんですか――この手帳の特徴はスケジュールを書き込むだけではなく、あなた自身への質問に答えていくところ。著者がフランス人夫妻から教わった「自分らしさ」の重要性。それを見つけるための質問に、一問ずつ答えていくのです。その問いは、今までの思い込みや、逃げていたことに気付かされるシンプルで鋭いものばかり。毎日の始まりに自分を見つめる習慣を持ってみてはいかがでしょう」(HMV&BOOKS TOKYO/佐藤 良平さん)
2. シカゴの歌姫の最新アルバムでポジティブにお目覚め
「朝、起きようと思っていきなりロックやEDMのようなダイナミックな曲を選んでしまうと、逆に疲れてしまいます。でも、リズミカルなR&Bミュージックであれば、無理せずに意識や身体の覚醒効果を感じるかもしれません。2018年1月に来日公演を控えたジェイミーラ・ウッズの発売されたばかりのアルバム『ヘヴン』はポジティブな気分で一日を始めたい人にぴったり。特に、名曲“LSD”では、静から動へとゆるやかにうつりかわるサウンドと、エリカ・バドゥとも比較される肌触り最高の歌声が、きっと優しい気持ちで目覚めさせてくれるはず。」(HMV&BOOKS TOKYO/佐藤 良平さん)
3. 「ラジコ」で再生。直近の時事ニュースを多角的に考える
「朝時間の有効活用は温故知新でラジオがおすすめ。視線が奪われることがないので、聴きながらメイクをしたり、料理をしたりでもOK。スマートフォンやパソコンでラジオが聞ける「ラジコ」のサービスを使えば、ぐっとラジオが身近になるはず! 過去1週間に放送した番組を聴くことができる『タイムフリー機能』を活用して、放送時間にとらわれず自分が聞きたい番組をチェックして。例えば平日毎晩放送の『荻上チキ・Session-22』を朝にチェックしてみては。評論家・荻上チキさんのナビゲートで時事問題への理解が深まります」(TBSラジオ編成部/野上 知弘さん)
Realization & Text: Tomoko Hachiya Photo: Getty Images