デミ・ロヴァート、いじめに立ち向かう姿勢をアピール
自身のいじめの体験を元に製作した楽曲「Sorry Not Sorry」をパフォーマンスしたデミ・ロヴァート。パフォーマンスの前に観客たちにメッセージを送った。「この世界にはたくさんの憎悪が溢れている」とステージのスクリーンに映し出された「あなたのことが嫌い」「デブ」と残酷なツイートをバックに話し始めたデミ。「私たちは立ち上がらなくてはいけない。ごめんなさいと謝らないで」とコメント。いじめる側に屈するのではなく、立ち向かおうと呼びかけた。
ちなみにデミは授賞式にダニカ・ロームと登場。彼女は元ジャーナリストで、全米で初めてトランスジェンダーであることを告白している州議会議員。トランスジェンダーとしていじめやヘイトと闘ってきたことを明かしている。デミは「彼女の物語を聞いて、とても刺激を受けたの。『Sorry Not Sorry』はいじめに関する歌よ。私と彼女は同じ経験をくぐり抜けてきたように感じたから、観客として彼女に一緒にいて欲しかったの」とレッドカーペットで語っている。
これまでメンタルヘルスや依存症の問題に取り組んできたデミ。いじめ問題についても、力強いメッセージを発信している。
text: Yoko Nagasaka