特集 2017/7/21(金)

5分でポップ・アートが語れる4つのキーワード

タイムズスクエアに受話器を取ると移民たちの声が流れる電話ボックスが登場。混迷する社会に訴える手段としてのアートが増え、ますます注目を集めるNYアートカルチャー。その代名詞といえば「ポップ・アート」の名を挙げるが多いけれど、説明しろと言われると難しい!? ウォーホールやリキテンスタインといった名前以外でも押さえておくべきポイントを数回にわけて説明。まず第一回目は、ミラノからアート&カルチャー情報を発信する若柳サラさんが、ポップ・アートが生まれた背景を5分で解説! これを読めば、あなたも明日から知ったかできる……はず。(注:ただし読了時間には個人差があります)

リチャード・ハミルトン(Richard Hamilton)

Photo : Aflo

実はNYじゃなくてロンドン生まれ
 
この作品がアートとして認められたNYポップ・アートはどんな背景から生まれたのか?
 
1950年代終わりから60年代初頭にかけて世界的に大きな影響を与えたポップ・アート。実は、ポップ・アートはもともとイギリスで発祥したムーブメント。でもその後、アンディ・ウォーホルやロイ・リキテンスタインらが大活躍していしまったため、アートの舞台は徐々にイギリスからアメリカアートを代表するシンボルへと変化して、今ではみんながアメリカ発祥だと思っている。

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Text: Wakapedia

  • 若柳サラ/ ミラノ生まれ。ミラノ大学 Comunication in arts marketing学科卒。パリ第三大学ソルボンヌ・ヌーベルMédiation Culturelle de l'Art修了。日伊英仏の国際的クリエイターが共同で発信する、アート&ファッションメディア「Wakapedia」主宰。『ロフィシエル イタリア』のコントリビューティング・エディターやプラダ財団公式日本語ガイドも務める。

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