ピンク・リボンとエミー賞女優の告白で見えてくるアメリカの現実
10月に入り、今年も米国発の乳がん意識向上月間がスタート。スカイツリーがピンク色に染まり、ファッションやビューティブランドもキャンペーンを展開。でもこれほどまでにアピールしなければいけない理由って? エミー賞女優がSNSでつぶやいた告白にその疑問への回答が集約されていた。
ピンクな乳がんチャリティ
乳がん意識向上月間、ピンク・リボン・キャンペーンが今年も10月1日にスタート。日本では東京スカイツリーや銀座東急プラザ、京都では仁和寺などがピンク色にライトアップされたのに先立ち、パリではエッフェル塔、ローマでは市庁舎、NYでは証券取引所などなど、世界中がピンクに染まった。
ファッション界ではピンク・リボンの活動に熱心な「ステラ マッカートニー」がアリシア・キーズを起用し、特別なランジェリーセットをデザイン。売り上げの一部を、乳がん早期発見プログラムや乳がん患者向けの治療を提供する活動をサポートするために役立てる。
また“ピンクリボン生みの親”のひとつと言われ、25年間キャンペーンを続けてきた「エスティ ローダー グループ」は今年も支援製品を発売。特設インスタグラムも用意し、365日ピンク色の投稿写真で啓蒙活動を展開している。
「ニューバランス ジャパン」は一カ月に走った距離を寄付金にする、ひと味違ったチャリティ「NB Pink Ribbon Running Challenge」をスタート。
まずはアプリをダウンロードし、アカウントを作成。10月の1ヵ月間、アプリで記録されたランニング距離×10円を「Run for the Cure Foundation」(RFTC:乳がん早期発見啓発活動推進協議会)へ寄付するというもので、ランナーにとっては、トレーニングがチャリティになる一石二鳥のうれしいキャンペーンとなっている。
このように、多くの企業が現在ピンク・リボンのための活動に次々と参戦している。
そんななか、ひとりのハリウッド女優が乳がん告白をした。