【60年代編】エルが厳選! 不滅のアート映画30本
2017/11/08(水)
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『水の中のナイフ』('62)

スポーツ記者の夫とその妻は、週末、ヒッチハイクで拾った青年と3人でヨットで湖に出るが、夫と口論となった青年は湖に落ち浮かんでこない……。倦怠期の夫婦と美しい青年、緊張感溢れる三角関係をロマン・ポランスキーが描く。繊細な感情のうねりを浮き彫りにする研ぎすまされた映像は今もなお新鮮。

『8 1/2』('63)

スランプに陥った映画監督の苦悩と葛藤を現実と虚構を交えて描く、名匠フェデリコ・フェリーニの代表作。女優、愛人、妻など彼を取り巻く女たちを演じるのは、クラウディア・カルディナーレ、アヌーク・エーメなど時代のファッション・アイコン。豪華キャストが話題を呼んだミュージカル『ナイン』の元ネタでもある。

『赤い砂漠』('64)

工場勤めの夫と息子のいる主婦ジュリアーナの不安と孤独を描く。監督アントニオーニの恋人でもあったモニカ・ヴィッティは、アンニュイな魅力を放つ'70年代を代表する女優。荒涼たる工場地帯を描き出す冒頭シーンを始め映像は圧倒的に美しい。愛の不毛を描き続けたアントニオーニ初のカラー作品。

『黒衣の花嫁』('68)

コーネル・ウーリッチのサスペンス・ミステリーをヌーヴェル・ヴァーグの名匠フランソワ・トリュフォーが映画化。女性を美しく撮る名手のトリュフォーだが、復讐に燃える花嫁を演じたジャンヌ・モローの美しさは神懸かり的。彼女が着こなす’60年代ファッションは、ジャンヌの恋人でもあったピエール・カルダンが手がけた。

Text: ATSUKO TATSUTA  Photo: AFLO,GETTYIMAGES

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