レオナルド・ディカプリオ、『ギルバート・グレイプ』の母親役ダーレン・ケイツを偲ぶ
1993年の映画『ギルバート・グレイプ』で主人公一家の母親を演じたダーレン・ケイツが現地時間3月26日(日)に69歳で逝去した。レオナルド・ディカプリオがFacebookにお悔やみの言葉を発表している。
ダーレン・ケイツの訃報に、息子の1人を演じたレオナルド・ディカプリオが追悼のメッセージをFacebookに投稿。「ダーレンは僕が共演し、僕のママ役を演じた中で最高の女優でした。彼女の愛に溢れた性格や素晴らしい才能は彼女を知る人、彼女の作品を愛した人の思い出の中にずっと残るでしょう。つらいときを過ごしている彼女の家族を想い、祈っています」。
『ギルバート・グレイプ』では肥満で家に引きこもっている母親を演じたダーレン。1985年にトーク番組「Sally Jessy Raphael(原題)」の「Too Heavy to Leave Their House(家から出るには太りすぎな人々)」というエピソードに出演したことが女優デビューのきっかけ。この番組で骨盤内感染症が原因で太ってしまったことや肥満との戦いについて語ったところ、『ギルバート・グレイプ』の原作者で脚本家のピーター・ヘッジに見出されたという。
『ギルバート・グレイプ』出演後も病気と闘っていたが、その後250ポンド(約113キロ)減量に成功。再び演技の仕事に意欲を見せていたというが、その矢先の死となってしまった。安らかな眠りをお祈りしたい。
text : Yoko Nagasaka