アカデミー賞授賞式のミスの責任問題は? 次回担当する会計事務所が決定!
作品賞を間違えて発表するという前代未聞の事件が起きた今年のアカデミー賞。受賞作品を決める投票や結果の入った封筒を管理している会計事務所プライスウォーターハウス・クーパース(PwC)に対する処分が決定した。
会計士がプレゼンターに間違った封筒を渡してしまったことから、受賞作ではない映画『ラ・ラ・ランド』のプロデューサーたちにオスカー像が渡される、という恐ろしい事件が起きたことは記憶に新しい。映画芸術科学アカデミー会長は「ミスを犯した会計士に今後アカデミー賞の仕事はさせない!」と発表していたけれど、会計士が所属している会計事務所プライスウォーターハウス・クーパース(PwC)に対する処分がついに決定した。
アカデミーは3月28日(火)の夜に会議を開催、なんと 6時間にも及ぶ話し合いの末、来年もPwCに投票管理や運営を依頼することを決めたという。これまで83年間アカデミー賞の仕事をしてきたPwC。長年の関係はあるけれど、来年はさすがにクビになるのでは? という声もあったけれど、最悪の事態は免れることができた。
とはいえ、アカデミーは二度と大惨事が起きないように防衛策を取る予定。報道によると、事前に結果を知らされている第三者が投票管理者としてコントロールルームで監督する新ルールを導入、ミスが発生したらすぐに対応できるようにするという。世界中を驚愕させた今年のアカデミー賞。来年はこんな恥ずかしいミスが起きないことを祈りたい!
text : Yoko Nagasaka