モナコ王室のシャルロット・カシラギ、「グッチ」の新広告「Forever Now」の顔に起用される
「グッチ」がブランドのシグネチャー・パターンである「フローラ」(花柄)のために手がけたグローバル・キャンペーン「Forever Now」にシャーロット・カシラギが起用された。
モナコのカロリーヌ王女の娘で、母親の方針で「プリンセス」の称号はないものの、モナコ王室の一員であるシャルロット・カシラギが、「グッチ」のキャンペーンに起用されるのはこれで3回目。今回の広告は今最もオファーがあるといわれているファッション・フォトグラファーのひとり、マート・アラス&マーカス・ピゴーのコンビによって撮影された。
写真の一枚はシャルロットのアップで、手には1966年に彼女の祖母にあたる故グレース妃のためにイタリア人アーティスト、ヴィットーリオ・アッコルネーロが制作し、創始者グッチオ・グッチの息子、ロドルフォ・グッチから同妃に送られたオリジナルのフローラル・パターンのシルクのスカーフを持っている姿が写し出されている。
2010年から始まったこのキャンペーンについて「今日、フローラはグッチを愛する女性がもつ、伝統と現代とのバランスを保つというようなエフォートレスな融合のシンボルとなっています」と語ったクリエイティブ・ディレクターのフリーダ・ジャンニーニ。就任した2005年からこのフローラル・パターンをコレクションに取り入れている。
「このプリントは私にとって特別な意味をもっています。1970年代に過ごした子ども時代に、祖母と母がこのスカーフを身に付けているのを発見したからです」と、このパターンへはよほどの思い入れがある様子。
この最新のキャンペーンは3月から全世界で展開される予定。歴史と伝統、そして現代の“グッチ・ウーマン”の物語を伝えるのに、シャルロットほどの適役はいなかったはず!
text : Ryoko Tsukada