海外セレブゴシップ 2013/1/8(火)
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ブリジット・バルドー、ロシア国籍取得を検討中? その理由とは……

永遠のフレンチ・アイコン、ブリジット・バルドーがフランス国籍離脱を検討している。気になるその理由はやっぱり動物愛護。

ブリジット・バルドー(Brigitte Bardot) photo : Photofest/AFLO
(C)1956 - TF1 INTERNATIONAL

パリ16区の資産家令嬢として生まれ、その美貌と抜群のスタイルから、「フランスのマリリン・モンロー」と呼ばれ、ジェーン・バーキンと並ぶフランスのセクシーアイコンとして活躍していたブリジットバルドー。頭文字BBとフランス語で‘Baby’の意味である‘bebe'を引っかけた「ベベ」という愛称でも知られている。
 
1973年に公開された映画『ドンファン』出演の後は一線を退き、PETAの広告塔を務めるなど、熱心な動物愛護運動家として活動中。
 
そんなバルドーがフランス国籍離脱を健闘している理由は、リヨンの動物園で飼育されている2頭の年老いたインド象、「ベイビー」と「ネパール」が結核にかかり、「来場者及びほかの動物に危険が及ぶ」として殺処分を検討していることを聞き、激怒し訴えを出したことがそもそもの原因。抗議を受けて、市は殺処分を一時保留し、象のもともとのオーナーであるサーカスの代表、ジルベール・エーデルスタイン氏がクリスマス明けまでいったん預かるという一時救済措置を取ることとなった。
 
しかし、バルドー自身はこの措置に不服。ついに、この「一時的救済措置」が「恒久的」なものに変わらない限り、フランス国籍を捨てるという声明を出した。この声明の中でバルドーは、「もし権力というものがこのベイビーとネパールを殺すという卑怯で恥知らずなものだとしたら、私はロシア国籍を選び、この“動物の墓場”というべきほかない国を捨てるつもりです」と述べている。名前の面でも感情移入してしまったのか?
 
バルドーは社会党政権を率いるオランド仏大統領が富裕層を狙った高率所得税への反発がきっかけで、友人であるプーチン大統領が特別発行してくれたロシア国籍を得た俳優仲間、ジェラール・ドパルデューへの支持も表明している。財政再建を図るオランド大統領は、就任後、年収100万ユーロを越える富裕層に75パーセントの所得税を課す方針を表明。ビジネスマンとしての顔を持つジェラール・ドパルデューの昨年の所得税納税額は年間収入の85パーセント。ロシア通信によると、同国の所得税は収入の多寡に関わらず一律13パーセント。確かに、誘惑にかられる数字マジックではありますが……まさに映画『グリーンカード』。
 
別の意味でジェラール・ドパルデューより大きな波紋を広げそうなバルドーのロシア国籍取得問題。こうなると逆に助けの手を差し伸べたロシアのプーチン大統領の思惑が気になってくる。

text : Ryoko Tsukada

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