アカデミー賞助演女優賞を勝ち取ったアン・ハサウェイ、プレスルームで泣き崩れる
受賞スピーチ時にもうすでに感情がオーバーヒートしていた様子のアン・ハサウェイ。プレスルームで感動のあまり泣き崩れたそう。
受賞者専用のプレスルームで各国メディアからの囲み取材に応えようとしたアン。最初はよかったものの、だんだんいろいろな感情が沸き起こってしまったらしく、途中から涙があふれて話ができなくなってしまった。しかもこのプレスルーム取材、アンが初めてのオスカーを獲得してから3時間後の話。
最初は非常に落ち着いていて、はっきりとメディアの質問に答えていたアン。ところが、途中から泣きだしてしまった。
それはある記者がした質問がきっかけ。受賞スピーチの最初の言葉が「本当になった」ということについて、「あれはどういう意味だったの?と聞かれたアン。
「私には夢があったの(原文I had a dream は映画『レ・ミゼラブル』中でアンが歌う「夢やぶれて」の一節)」もうこの時点でアンの感情は頂点に達してしまったらしく、口ごもり、涙にむせびながらこう答えた。「だからそれが本当に叶ったのよ。こういうことって起こるものなのね。それに夢が叶うって素晴らしいわ」
多分、「I had a dream」と言った瞬間にすべてのことがフラッシュバックしてしまったのだと思われ。この一節の後、歌はこう続く
「I had a dream my life would be
So different from this hell I'm living
So different now from what it seemed
Now life has killed the dream I dreamed」
(意訳:私が夢見ていたのはこんな人生じゃなかった
今生きているこんな地獄とはまったく違う
こうなるはずだと思っていた今とはまったく違うものを夢見ていた
そして今私の人生が私が見た夢を殺してしまったの)
ファンテーヌの夢はかなわなかったけれど、役に挑戦したアンは見事な栄冠を授かることに。本当におめでとう、アン!
text : Ryoko Tsukada