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“優しく殺す”がモットーの殺し屋役に

ギャングが経営する賭博場に強盗が入り、“優しく殺す”ことをモットーとする凄腕の殺し屋ジャッキー・コーガン（ブラッド・ピット）はエージェントから黒幕の暗殺の調査を依頼される。前科のある賭博場のマネージャーのマーキー（レイ・リオッタ）が疑われるが、実行犯は他にいた。それぞれの思惑、陰謀が絡み合ったとき、ジャッキーは皆殺しを決意する……。
 
ジョージ・V・ヒギンズによる1970年代のクライム・ノベルの映画化だが、監督のアンドリュー・ドミニクと主演のブラッド・ピットは、『ジェシー・ジェームズの暗殺』以来、2度目のタグとなった。19世紀に実在したアメリカの伝説の犯罪者を描いた『ジェシー～』では、ヴェネチア国際映画祭でブラピが最優秀男優賞を受賞するなどふたりの相性は抜群だ。『ジャッキー～』も去年の5月に開催されたカンヌ国際映画祭のコンペ部門に選出され、高い評価を得た。