2013/8/30(金)
髪と穀物の共通点とは?
ヴェレダが穀物に着目した理由、それは哲学者ルドルフ・シュタイナーを創始者とし、自然のパワーを最大限に活かした製品づくりを続けるヴェレダならでは。ベースにあるのはシュタイナーが提唱した「人智学」と呼ばれる思想の植物観。薬効もある植物の各パーツは、人の体のシステムが呼応すると考えるもの。大地から栄養や水分を吸収しながら天へ向かって育つ穀物は、さながら頭皮から毛髪がまっすぐに生えている様子に似ている。もうひとつの共通するポイントは「シリカ(二酸化ケイ素)」と呼ばれる成分。根から吸収し穀物が育つための形成力の素であり、髪を構成するケラチンの生成を助ける、人にとっての必須ミネラルでもある。日本ではあまり知られていないシリカだけれど、欧米では美容や健康のためのサプリメントとしてもメジャー。ヴェレダがヘアケアのキープラントとして選んだ、オート麦、ミレ(きび)、小麦は、植物の中でも特にシリカの含有量がとても多い素材だという。
photo : Midori Yamashita