エイジングケアは修正から準備へ
SNSを活用するミレニアル世代(20〜36歳)は、急速に変化する世界に常に適応する必要があるため、動向を把握するのが難しいと知られている。この世代はすべてが一時的で、親世代のように将来のために肌をケアすることに興味を持たないようだ。
さらに、『The Future Laboratory』のビクトリア・ブキャナン氏は、「女性たちは一般的に、これまでよりも自分に自信を持ち、年齢によっておこる様々な兆候に対し気にしなくなってきています」と提言。つまり、これまで宣伝されてきたアンチエイジングのメッセージは、その妥当性を失いつつあるのだ。
また、若さは永遠で完璧であるという考え方から、美に対して肯定的で積極的な気持ちを持ち、精神や感性で健康になるべきという考え方に、焦点がゆっくりと変化している。つまり、ミレニアル世代たちの肌ケアの方法は、“修正から準備”へシフトしているようだ。
translation & text : Nathalie Lima Konishi、photo : Getty Images