特集 2015/6/12(金)
おいしい旅に出かけよう!vol.3

海洋深層水で身も心もリフレッシュする室戸の休日

高知県、室戸岬にある「星野リゾート ウトコ オーベルジュ&スパ」。日本でも数少ない本格的なスパオーベルジュは、故シュウ・ウエムラ氏が情熱を傾けて築いたことでも知られる。「ここで1日でも過ごすと、年齢が逆行するほどのアンチエイジング効果が得られるらしい」という噂を聞きつけ、これは試さずにはいられない!と『ELLE à table』編集部は“調査”を敢行。美食と美容がガッツリ融合したホテルステイをリポートする。

室戸で「小夏」と呼ばれるこれは甘夏の一種で、白い果皮も一緒に食べるとおいしい。ミネラル分を舌に感じることのできる海洋深層水を注ぎ、海洋深層水を使って館内で水耕栽培されているミントをたっぷり入れて。「天然おしゃれ系○カリスエット」ぽい味で、一気に3杯飲みほした。

海洋深層水のパワーに完全にノックアウト!

こんなにカツオのたたきを食べたのは生まれて初めてだ。そうせずにいられないくらいおいしかった……。満ち足りたお腹を意識しつつ、またしても20分のサイクリング。ようやく思い出してきたぞ今回のステイの目的、それは「キレイになる」と「おいしいものを食べる」の2つの欲望を満たすこと。言い換えれば、「たくさん動いて、罪悪感なくたくさん食べる」んだった。がんばれ自分! ホテルに戻るとユニークなウエルカムドリンクが私を待っていてくれた。地元産の柑橘類「小夏」に海洋深層水を合わせたシンプルな1杯。が、これはこのホテルの名刺とも言える重要なアイテムで、これから始まるステイはまさに、海洋深層水+地産地消の美味に彩られているという。
そもそも、シュウ・ウエムラ氏が室戸岬に執心した理由のひとつが、ホテルから沖合2キロの場所にある海溝から汲み上げるこの海洋深層水。美容好きならご存知かもしれないが、シュウ・ウエムラの名を世界に知らしめたのもこの海洋深層水(Deep Sea Water)を使ったプロダクトの存在だった。

もうこの時点で、心は海洋深層水のトリコに。飲んでも泳いでも未知の気持ち良さが味わえる。ディナータイムまであと3時間。myお腹よ、どんどん減って~!

全室がオーシャンビューというラグジュアリーな部屋に通され、しばし休息。しかし、旅の目的(キレイと美味ごはん)を思い出してしまったせいか、「動かなくちゃ。動きたい!」と気が焦り、早々に水着に着替えて、ホテル自慢のプールへ。ここのプールは海洋深層水100%で、源泉掛け流しならぬ「源海掛け流し」状態。体温と同じ37度に温度調整されていて、海水なのでなめるとしょっぱい。体がぷかぷかと浮くので、ここで浮いているだけでも想像以上のリラクセーション効果が得られるのだという。筋トレツールもいろいろ取り揃えられており、「筋トレ→ぷかぷか→泳ぐ→ぷかぷか」という幸せこの上ない1時間を過ごす。

基本的に「あるがままのスタイルを生かしたい」というのが「星野リゾート」のやり方だが、同社が運営を担うようになって唯一追加された設備がこの「タイフーンテラス」。太平洋に昇る太陽や夕暮れ、海に光を落とす月を眺められる最高に贅沢な舞台。

プールの後は、オールハンドによるスパトリートメントも体験。トリートメント前にプールで過ごすことは、施術効果を高める上でも大切なんだそうで、ほっこりと温まった体を、海水、海藻、海泥を用いた自然療法でたっぷりと癒やしていただいた。トリートメントに使用されているオイルやローションは、どれもナチュラルで心地のいい香りが印象的。館内で販売もしていておみやげにもおすすめだ。2時間後、施術終了。ココロも体も、我ながら驚くほどのほぐれっぷりだ。「夕焼けがきれいですよ、ぜひご覧ください」とうながされ、「タイフーンテラス」へ。太陽は背後の山に沈んだ直後だったが、空と海の際がロゼワイン色に染まって、もう何が何だかわからないほどの幸福感❤

  • 星野リゾート ウトコ オーベルジュ&スパ
     
    住所/
    高知県室戸市室戸岬町6969-1
    宿泊料金/
    2名1室利用時1名あたり¥25,000~
    http://www.utocods.co.jp/

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