サンドライトマト
1993年
イタリアの食文化からの影響は90年代に入っても主導権をにぎり続け、バルサミコ酢やサンドライ・トマトが大人気となった。まるで革のような色合いをした天日干しトマトの皮をカットしてパスタやサラダにのせれば、必勝フードのできあがり。レストランのシェフはもちろん、家庭で料理をする人たちにも使われていた。
補足 : 外食しすぎの10年を経て、アメリカ人は90年代にまた家庭で料理をするようになり、雑誌『Food & Wine(フード&ワイン』の編集者であるメアリー・シモン氏は、1993年掲載の『The News-Journal(ザ・ニュースジャーナル)』で、「90年代には家で過ごすことがまた楽しみとなり、結婚生活を円満にし、家族をひとつにし、そして料理を楽しみとして謳歌するようになった」と述べている。
original text : Helin Jung transtlation : Anri Tsushima photo : Getty Images