エル・オンライン20歳(はたち)の歩み【青春期編】スペシャル座談会
2016/04/11(月)
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「ミナ ペルホネン」のテキスタイルを毎月一枚ダウンロードできる会員限定のサービス。PCのデスクトップに設定できた。

メディアとして情報発信だけにとどまらない挑戦の数々

K:2000年6月に仲間入りしたシステムのShigetakaさんがいちばん最初に着手したのは、会員システム(エル・クラブ)の構築でしたね。
 
S:会員登録を促進するために、いろいろとユニークな試みを実施しましたね。今思い出しても革新的だったなぁ……。例えば、会員になった方には@elleclub.ne.jpというメールアドレスを付与するサービス。ドメインが可愛いと人気でした。
 
M:ブランドの価値を最大限に活用したサービスだったわね。
 
S:メディアでありながら、情報発信するだけでなく、いろいろなサービスにもトライしていましたね。エル・キャリアというファッション業界の求人情報サービスも提供していたし、エル・ロトという宝探しゲームもユニークでした。

T:毎日エル・オンラインの中に10個の箱を隠しておいて、アタリとハズレがあった。アタリを見つけると、豪華プレゼントに応募できたり、もれなくプレゼントがもらえたり。私はデザイナーなので、毎日10個の箱をあちこちに埋め込む作業をしていました。
 
K:エル・クラブの会員特典として「ミナ ペルホネン」の壁紙プレゼントも用意しましたね。エル・メールも大人気だった。
 
M: エル・メールの連載で、編集部員がおすすめアイテムを紹介する「エディターズピック」というコーナーも反響があったよね。エル・オンラインは読者の反応が手に取るように分かって、それが雑誌との大きな違いで面白かったのを覚えています。
 
S:エル・メールが読み応えがあるからと、なんとワードに貼り付けて保存していた友人もいました。
 
M:当時はまだまだ、ネットは怪しいとか信憑性がないというイメージがあった。だからこそ、エル・メールの冒頭の挨拶文では必ず「こんにちは。○○です」と名前を名乗って、顔が見えるメディアを目指していました。署名原稿だからこそ、そのぶんしっかりした原稿にする必要もありました。

text : Kiriko Kageyama

  • 川上雅乃/編集者
    雑誌『mcシスター』、エル・オンラインを経て、現在は主婦向け月刊誌『サンキュ!』で広告と編集を担当。今年2016年は『mcシスター』が創刊から50年、エル・オンラインと『サンキュ!』は20周年、自分の編集歴も25年と周年イヤー。趣味はランニングで、好きな食べものは白米と「カール」のチーズ味。

    影山桐子/フリーエディター、一般社団法人ランガール理事
    エル・オンラインで10年間編集を担当したのち、独立。エル・オンライン在籍中にハマったランニング好きが高じて女性のためのランニング大会「ランガール★ナイト」を立ち上げ、現在もランガールとフリーエディターの二足のわらじで活動中。

    Toshiko/ハースト婦人画報社ブライダルコンテンツ部チーフ・プロデューサー
    2000年当時はwebデザイナ-、アートディレクター、webディレクターとして、エル・オンラインのデザインまわりをすべて担当。生真面目で人見知りなメガネ女子。趣味は映画観賞。

    Shigetaka/ハースト婦人画報社ジェネラルマネージャー
    現在はフリーウェブ媒体開発・分析の責任者。1999年に友人と起業、2000年から外注の制作会社としてエル・オンラインに携わる。当時の担当はプログラムと賑やかし(?)。オンライン激動の時代を体験しつつも、その面白さに魅了され、2006年に正式入社。

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