エディターズPICK
2016/08/17(水)
エル・オンライン恒例パリ特集@2016夏

【本邦初】ランジェリーの女王、シャンタル・トーマスのご自宅を訪問!

2013年の来日時にエル・オンラインで独占取材を行った、ランジェリーの女王シャンタル・トーマス。10月5日(水)からパリの老舗キャバレー「クレイジーホース」でショーを手掛けるというニュースを聞き、ぜひ改めて取材したい!とオファー。生活に欠かせないという旅から帰った当日に、瀟洒な住宅街にあるアパルトモンで取材に応じてくれました!

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友人のアーティストがシャンタルのために作ってくれたという『エル』の表紙や著書、資料やディスプレーなど、スタイルのあるインテリアやアートがずらり。

書棚やテーブルに並ぶインスピレーション源の数々!

●あなたにとって仕事や生活で欠かせないものとは?
「仕事で大事なものは、たくさんの資料。自宅にもあるように、昔の素材を写真集やいろんなところから調べるのが大好きなの! いちばん好きな時代はマリー・アントワネットが生きた18世紀と、20世紀初期の1910~20年代が特に素敵だと思うわ。自宅の窓辺にあるお気に入りのソファで、じっくりと読書にふけるのが至福の時間ね。
そして私はフランス人でグルメだから、美味しいものを食べるのが大好き! ただ黒い服のおかげで2~3キロ増えてもわからないのよ(笑)。変わらない体型を保つために気をつけてはいるけど、もし今仕事がなかったら家ではこんな恰好はしてないわよ。だらっとしちゃうし、姿勢だってよくないの。ただ白い肌を保つために、太陽の下にはあまり出ないようにしてるわ」

2014年に「コカ・コーラ ライト」とコラボしたデザインボトルの巨大オブジェが! ピンクとモノトーンでコントラストを効かせたシックな空間。

「あと仕事で必要なのは、素材を作っているアトリエを訪れて、伝統的な工法を守りながらどう紡いでいるか、実際に見て知ること。北フランスのカレへ出掛けて名産のレースから次のシーズンに使うものを探したり、イタリアへ行ってテキスタイルのプリントを見たり、自分で納得できるものを見つけることは欠かせないわ。
そして生活では、やっぱり旅ね! 今ゆっくりしたいのは、大好きなコートダジュールや地中海沿いかしら。仕事でNYには定期的に行くし、昨年はカンボジアやベトナムといった東南アジアにも行ったわ。とにかく時間があれば旅に出たいと思ってる。今夏は3人の孫と一週間くらいバカンスに出るかもしれないけど、『クレージーホース』のショーのためにずっと仕事なのよ」

  • courtesy of chantalthomass via Instagram

    PROFILE: CHANTAL THOMASS

    1975年ファッションデザイナーとしてキャリアをスタート。1984年日本にプレタポルテが本格上陸。1999年ランジェリーブランド「シャンタル・トーマス」を立ち上げ、2004年パリのサントノーレに直営店をオープン。2014年は「コカ・コーラ ライト」のコラボデザイナーとしてボトルデザインを手掛けたり、全仏オープンのためにデザインしたテニスウェアのコレクションを発表。2016年10月5日(水)から12月31日(土)まで、パリの老舗キャバレー「クレイジーホース」のショーを手掛けることが話題に。

photo: YUSUKE KINAKA  coordinate: HIROKO SUZUKI

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