「初めて自分でジュエリーを購入するなら、ダイヤモンドが連なる華奢なエタニティリングにしてみては。普段の格好に一本しても気分が上がりますし、ほかのジュエリーをあまり持っていない場合もそこにシルバーのリングをひとつ足すだけでおしゃれにみえる。なんといっても、重ね付けの楽しみが増えていくんです。
30代になると特に本物をつけたいという気持ちも芽生えるから、“一生もの”となる上質なエタニティを吟味して。私は『ホアキン・ベラオ』で何年も前に購入したものをずっと愛用しています。今ならそのリングに『ヴァン クリーフ＆アーペル』の“ペルレ”をして『デビアス』のブラックゴールドリングを重ねて、さらに『ブシュロン』の細いリングも……と5本くらい重ねたりもするんですね。ひとつベースに持つことで、レイヤードを考えながらお買いものの計画を立てられるようにもなります。
 
逆に、自分のジュエリースタイルが決まっていないうちにインパクトのあるものを買ってしまうのは危険。自分の好みを自覚できるようになるには、失敗を含めたいろいろな経験が必要。主役級のボリュームアイテムは、自分の好みがもっと明確になってから購入する方がいいのかもれません」