アーティスト
ラッセル・モーリス
コミック風の可愛い画風に、毒気やエロスを盛り込んだ、エロ怖かわいいイラストをロンドンで発表するラッセル・モーリス氏。「アンティポティウム」のジェフィリーとともに来日した彼の、官能とは? ピュアさのにじみ出る少年のような言葉にご注目。
―官能的な女性はどんな人ですか?
ラッセル:グッドルックな人! あと、僕の彼女! 今回、ジェフィリーのテキスタイルにプリントしたイラストは、“アダルトオンリー”なんだよ。
―え? なぜ? かわいいクマのイラストに見えますけど…。あっ。
ラッセル:手にシャンパンもってるし、(SMの)ハーネスつけてるのもいるでしょ? これは、ジェフィリーをイメージしたんだよ。“チッペンデールベア”なんだ。
(注:チッペンデール=ラスベガスの男性ストリップショー)。
ジェフィリー:(間に入ってきて)まって! 個人的にはハーネスつけてないからね! アーティスト特権として試すことはあるけど(笑)
ラッセル:イノセントでナイーブな女性が、セクシーになるとすごくエロティック。ロリータ的な魅力だよね。
―あなたにとって官能的であるスタイルとは?
ライトな服。そしてシルキーであること。透けるのもいいね。センシュアルだよね。
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ラッセル・モーリス
セントラル・セント・マーチンでA Fine ArtのMAを卒業。ロンドンの現代美術館ICAの「ニュー・コンテンポラリー」の展覧会での展示を通じ、世界的に有名となる。ストリート・ブランド「Gasius」を手がけ、グラフィック、コミック、カートゥーン、失われた文明、90年代のスケート・アートを参照にしたデザインを得意とする。彼の作品は幻想的かつリアル、マンガっぽくありつつぞっとする様な表現が特徴。エル・オンラインのために彼が選んだ「アンティポディウム」のルックは2014リゾートコレクションより、スクールガールシルエットにボンデージ風味が加わった、このスタイル。