エディターズPICK
2016/06/20(月)
うっかりはまる7つのファッショントラップ

いく子先生が警鐘!真夏のファッションに緊急アラート

汗にニオイに脇腹のお肉……いろいろなものが露出してしまうサマーシーズンには、ついつい犯しがちなおしゃれの危険がいっぱい! そこで、取り返しのつかない失敗をしてしまう前に、肝に銘じておきたい“夏のNGあるある”をアラート。スタイリスト歴30年を超え、おしゃれの酸いも甘いも噛み分けたご意見番、地曳いく子さんがざっくざっくと斬ってくれました。「高温多湿な日本の夏を乗り切る術を、エル・エクスクルーシブでお答えします!」(いく子先生)

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えーい!透けるくらいなら上に重ねちゃえ~!
その大胆さ、ほかで活かしてみては?

その下着、透けちゃってるの?透けさせてるの?問題

この頃思うことなんだけど、今やがっちりしたワイヤーがついたような下着はそんなにつけないのがおしゃれじゃない? それでいてバンドゥとか華奢なブラトップをさらっとシアートップスから透けさせたり、ランジェリーファッションだってトレンド。一方で、生地がわりと薄くて、お家の中で透けてなくても、外に出ると予想以上に透けてしまっていた!なんてことも。紐だけ透けているくらいならいいけど、全体に透けるとこれはもう緊急事態。私だって、「あれ!?私ヤバい人!?」って、外出先で急いでインナーを買ったことがあったわ(笑)。
 
それは室内光と太陽光での見え方が違うから。透けを狙ったパーフェクトなファッションならいいけど、太陽の光で見たときの“うっかり”な透け方は本当に気をつけたいもの。透けていて不安になる人とならない人がいるけれど、それはもうその人がカッコよく着こなせているか否かの差よね。たまたま透けちゃったというのは完成度が低いということ。シアーやランジェリーがトレンドのこの夏は、その覚悟をもって着こなしてください。
 
あとは夏になると「白いボトムス問題」というのもあるじゃない? 思わぬものが透けるんだけど、実は白って赤がいちばん透ける。だからネイルでもカードケースでもスマホケースでも、着る前に一度自然光のもとで赤色を裏に沿わせてみて。それで赤が透けなければどんな色のインナーと合わせても大丈夫。
ファッションって、TPOがあって、どこでどういう格好をしたらウケて、どういう格好をしたら非難されてしまうというマッチングがある。 “透け”も女子会とか、“おしゃれ自慢西へ東へ”みたいなときはいいんだけど、そうじゃくてわざと透けさせるファッションなら洋服と一緒にインナーもセットで買って。または軽いジャケットをさらっと羽織ったりするのも得策。夏こそ、インナーにこだわりたいところですね。
 
まとめると、この夏ファッション感度の高いエル読者は質のよい黒と白のバンドゥを一枚ずつ買っておくこと! 透け問題を解決して安心して着こなすにはバンドゥにお金をかけるべし!以上!

  • 地曳いく子/IKUKO JIBIKI
    ファッション誌で30年超のキャリアを誇るスタイリスト。ファッション誌だけでなく数多くの女優のスタイリングも手がける。女性を美しく見せる高い感度はもちろん、的確な理論に基づいたスタイリング術に定評あり。また、その独特の語り口も魅力。大好評を博したファッション指南本『服を買うなら、捨てなさい』に続く、『着かた、生きかた』(宝島社)が発売したばかり。

illustration: TU Painted Words

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