エディターズPICK
2016/06/20(月)
うっかりはまる7つのファッショントラップ

いく子先生が警鐘!真夏のファッションに緊急アラート

汗にニオイに脇腹のお肉……いろいろなものが露出してしまうサマーシーズンには、ついつい犯しがちなおしゃれの危険がいっぱい! そこで、取り返しのつかない失敗をしてしまう前に、肝に銘じておきたい“夏のNGあるある”をアラート。スタイリスト歴30年を超え、おしゃれの酸いも甘いも噛み分けたご意見番、地曳いく子さんがざっくざっくと斬ってくれました。「高温多湿な日本の夏を乗り切る術を、エル・エクスクルーシブでお答えします!」(いく子先生)

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私がセクシーだから?みんなが見てる気がする♡
アンタッチャブルなニオイに視線集中!

生乾きに汗。夏はニオイがあばれる君問題

盲点なのは、家で着た瞬間や玄関を出たときは大丈夫なのに、出掛けると自分のニオイに気がつくという最悪なパターン。あれって自分の汗や人の湿気を吸っちゃってるのよね。それまでは菌が「私、今日イケますよ?暴れませんから、へへ」って控えめに装ってたのに、外出すると「え?外に出てもいいんですか~?」ってやる気を出して繁殖しちゃうのよね。
生乾きのニオイをさせている人って、一度にたくさん洗濯しすぎているんだと思うのよ。お家で干すときの環境にもよるけど、今ってPM2.5があったり廃棄ガスが凄かったり、あんまり外に干したくないじゃない? で、お家のなかで密着させて干しているから、ちゃんと乾燥しきれていないということがありそう。意外と、袖口や衿の三つ折りになっている部分が乾かないのよね。だから、室内干しするときは離して掛けて。洗剤を変えるとか、乾きやすい服を買うというところもポイント。
 
汗に関しては、スリップやキャミを一枚挟むこと。私、昔はスリップとかすごく嫌いだったんだけど、インナーを着ると脇の汗も吸ってくれて、スカートもペトッとくっつかないし、服が傷みにくくなった。すごく汗をかくと黒い服に塩が吹いてしまうなんてこともあったけど、予防できます。今や着たほうが涼しくなるものやオーガニックコットンのものもあるからそれらをガンガン洗って活用して。
 
あと人間がニオイを発するところって、耳の後ろと、首と脇と足。だから、汗ふきシートなどでケアするならポイントで拭いて、それからコロンをつけること。私は、香りが強くなり過ぎないようにスカートやボトムなどの腰から下にしかつけないようにしています。量も発射口を下に向けて軽くシュッとつけるくらい。上につけるとそのまま鼻に直撃するから、下からふんわりと香るくらいがちょうどいい。日本では香りの“重い女”にならないよう気をつけましょう。

  • 地曳いく子/IKUKO JIBIKI
    ファッション誌で30年超のキャリアを誇るスタイリスト。ファッション誌だけでなく数多くの女優のスタイリングも手がける。女性を美しく見せる高い感度はもちろん、的確な理論に基づいたスタイリング術に定評あり。また、その独特の語り口も魅力。大好評を博したファッション指南本『服を買うなら、捨てなさい』に続く、『着かた、生きかた』(宝島社)が発売したばかり。

illustration: TU Painted Words

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