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エディターKEIICHI

BEST 1「ヘルムート ラング」
「もう、コレ(男女)どっちが着てもいいんじゃね?」的ルックが本当に増えていて、男子にとってはうれしい限り。テイラードジャケットもくびれたりしていないし、バストのカッティングも外すなど、「フェミニン」を排除したものが多く、欲しい! 着たい! と男女両方に思わせてしまいそうなデザインは、前季のエディ・スリマンのコレクションの影響を強く受けているとみました。中でも気になったのは「ノーブル&マニッシュ」なルックたち。『じゃじゃ馬ならし』とか20sのゼルダ・フィッツジェラルドやマレーネ・ディートリヒに代表される“ギャルソンヌ”を思い出します。『グレート・ギャツビー』も公開されるからか、そういった上品なマスキュリンがあふれていて見ていてハァハァ。中でも「ヘルムート ラング」のこちらはカッコいい!と叫んでしまいたくなる、乗馬スタイル。思わず乗馬帽と鞭を持たせたくなる感じ。貴族的なアイテム合わせだけれども、確実にワードローブにできるトライしやすいルック。CHIHARUのクールな視線も心ふるわせます。「ヘルムート・ラング」は一見、全体的にミニマルなコレクションだけれども、ディテールに技巧を凝らしてあって繊細。いくつもの異素材のピースを組み合わせたドレスのルックなど、どれだけ時間かけて貼り合わせたのか気になります。
 
BEST 2「ジル スチュアート」
いつもガーリーな「ジル スチュアート」のトップがコレ!? 嬉しい驚きだったのが、この『小公子セディ』ルック(勝手に命名)。ボウタイつきブラウスもセディ感を上昇させていてニクイ。でも、どデカいラペル&構築的なデザインが相まってジャケットのインパクトは大。これ着てギムナジウムとかパブリックスクールとかに入学して、寮で謎の同級生と相部屋になったとしたら……妄想が止まりません!
 
BEST 3「スリーワン フィリップ リム」
ベルベットの輝かんばかりのスムースなテキスタイルに貴族感を見出してしまったスーツ。光っているんだけれどもシャイニーでは決してないところが、上品で貴族的。う~ん、ダンディ。でも手にしているクラッチはミニミニで女子っぽさがプラスされているところもキュン♪ リムはパーティスタイルからカジュアルまで総じてボーイッシュ。ルック43のスウェットトップスも仕事着に絶対欲しい。
 
(その他)
カーラたんが、どこからどう見てもカッコいい男の子にしか見えなくなっているこの「ディーケイエヌワイ」の1stルック。このコートは絶対欲しい。オーバーサイズだから男子着ても許されるはず!
 
このミリタリー風コートもよくできてるなあと感心。ロシア兵とかドイツ兵とか『アンナ・カレーニナ』のブロンスキーとかを思い浮かべますが、確実にエッジィで新鮮。袖ぐりが異様に太くて立体的ですし、ロボット兵にも見えます。

「発表! エディターの極私的ランキング@NYコレ2013-14FW」トップへ

Photo : IMAXTREE

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