ビューティ・チーフHIROMI
BEST 1「ラグ & ボーン」
さりげなく“イーディ盛り”にした、ローサイドパートのヘアがかわいい。作り込みすぎずやりすぎず、自分でもやれそうなリアルなバランスで、60’s気分を取り入れられる。またラウンドさせずストレートに描いたセパレートのアイラインにも注目。繊細な技が巧みなグッチ・ウェストマンが披露した、意志を感じさせるメイク。ハネ上げより簡単、これってアップカミングかも!
BEST 2「ベッツィ ジョンソン」
フィットネスにもフォーカスするウェルネス担当としては、挙げねばなるまい、ベッツィ・ジョンソン。デザイナーご自身がランウェイを走り回り、モデルたちとワークアウトに励むというアクティブすぎるショーを繰り広げたのだから。それはともかく、バングスを切り揃えたどことなくウォーホル風のカラフルウィッグ、ターコイズをぐるっとカラーリングした目元に、のせまくったツケマパーツなど、すべてがプレイフルなヘア&メイクに目が釘付け。ショーなんだから、やっぱりこんなのも見たい!
BEST 3「マーク BY マーク ジェイコブス」
60年代ブームはが続くのかなと思うなかで、おっ、と目を引いたルックがこちら。無造作でボリューミーなブロンドとオーバー気味に描いた深紅のリップ。このゴージャスで退廃的なムードは、リタ・ヘイワースやディートリッヒを彷彿させる40’sではないですか。グロッシーで主張するこのリップ、セクシ~。これ、エル・オンラインの赤リップ特集でも大活躍してくれたディック・ページの作。やっぱうまいなー。
Photo : IMAXTREE