ライバルたちがリオオリンピックで見せた3大萌えすぎる事件簿
エディターが私的に夢中になっているものなどをリアルな目線でお伝えする、デイリー連載のOKINI! 折り返したリオ・オリンピックの前半戦で、激しく胸がザワついた個人的事件簿をお届けします。
ロクテが髪を青色に染める
大也と公介。この2人にちょっと似ているのがUSAのライアン・ロクテとマイケル・フェルプス。
今でこそ「なんだか派手にメディアに出ているちょっとイケメン風の若干イタイ人」的な扱いになっているロクテですが、実は秀才。両親に厳しく水泳を叩きこまれ、思春期からは勝利を追求するためひたすら技術を磨いてきた努力家で、日本選手が一緒に合宿したときに自分が1日かけて泳ぐ量を午前中にこなすという事実を知り愕然としたとか。むしろストイックな部類に入る人。
そんな彼の前に立ちはだかるのが1歳年下の“怪物”マイケル・フェルプスです。ADHD(注意欠陥多動障害)のため激しく動き回る息子をどうにかするべく、母親が「家を壊されないためまずは体力を消耗させよう」と水泳を習わせたら、あれよあれよと世界記録を更新し続けてしまったという天才。突然飲酒運転をしてしまったり(しかも2度。ダメ、絶対!)、今回もカッピングの痕をつけてオリンピックのプールに現れるなど、突拍子もない行動も天才っぽいです。
で、この2人も仲がいいのです。プールサイドでのわちゃわちゃは基本ですが、一緒に撮影すること数限りなく、ツイッターではたびたびいちゃいちゃ2ショットを披露しています。マイケルのほうがオリンピックでの成果はダントツでいいのですが、ロクテはどうしても大舞台で彼に勝てず、そのライバル関係がもう心を揺さぶるのです。
そんなロクテはその見た目ゆえ、モデルに起用されたり、ドラマ出演をたびたびこなしたり、映画のプレミアに招待されたりと引っ張りだこ。1度くらいドラマに出演したマイケルとは比べ物にならないほどです。本来派手ではない人が大学デビューしてしまった風の香りがする彼のSNSや、バラエティ番組での対応などは必見です。
で、今回の“青髪事件”です。五輪が開幕してからもいつもの通りファンたちに、若干気恥ずかしさが漏れ出ているサービスショットを披露していたライアン。突然「ニュールックだよ。さあ #リオオリンピック だ。#ライトブルー」と投稿。髪の毛は微妙なブルーに見えるほぼ白髪に染め直されていました。当然「なぜ青?!」「どうせなら金色にしたほうがよかったんじゃ……」などとツッコミコメントが続出。
絞り出した自意識の方向性が少しずれているロクテ。無意識のマイケル・フェルプスと並べるとその不器用さを愛さずにはいられません。
そしてこのカップル……もといライバルにも邪魔者が! それが南アフリカのチャド・ル・クロ。フェルプスをライバル視して、常にその背中を狙っているのですが、多分フェルプスの瞳には映っていません。そのせいか泳いでいる途中にも自分のことを意識してほしくて、フェルプスのほう見ちゃいます。愛は一方的です。
※(8/17追記)この後、100Mバタフライ決勝でル・クロははフェルプスと同着で銀メダルを獲得。手を繋いで表彰台を上るという奇跡が! 思いが叶ってよかったね、と心温まる結果になったものの、さらに奇跡的にハンガリーのシェー選手まで同着だったのが本人的には残念だったかもしれません。
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エディターKEIICHI : ファッションフィーチャー担当。連日のオリンピック生中継、テレビにウェブにパブリックビューイングにとチェックに忙しいため、仕事しているヒマがない。危険。