サンタモニカ発「シャビーシック」、待望のショップがオープン!
古めかしい、みすぼらしい、などあまりポジティブとはいえない意味を持つShabbyと、上品さを表すChic。真逆とも思える単語を繋ぎ合わせた名を持つインテリアブランドの、日本の旗艦店が2014年8月2日千駄ヶ谷にオープンした。
レイチェル・アシュウェル流“シャビーシック”のススメ
使い込まれ、傷がついた棚やテーブル、ペンキが剥がれたようなチェア、色褪せたカラーパレットなど、一見するとアンティークのようなアイテムが、「シャビーシック」の特徴。そこには「最大のインスピレーションは、アンティークの人形を集め、修復し、売る仕事をしていた母から」という創始者、レイチェル・アシュウェルのDNAが詰まっている。それらの古さを出すディテールは、時を経て愛されてきた証拠なのだと。ピカピカの新品で揃えた空間よりも、使えば使うほど美しい風合いとなる家具に囲まれて暮らしたい、そんな思いが込められている。
美しく、快適で機能的。完璧ではない美を求めて
家具のアクセントとなるのは、エレガントなフローラル柄。ペールトーンを基調に、甘すぎない大人のロマンティックを表現する。ベッドリネンやクッションカバー、カトラリーなどにあしらわれたフローラル柄は、レイチェルが生まれたイギリスの田園風景を思わせ、ノスタルジックな気分へと誘う。「家は本当にくつろげる場所です。借りた家でもホテルでも、どこに住もうと“巣をつくる”のがわたし流。花、音楽、キャンドル、美しいもの、心地よいもの、機能的なものがあれば、家は心を潤してくれるすてきな居場所になる」と語るレイチェル。「美しさ、快適さ、機能的であるクオリティ」「完璧ではないからこその美しさ」を追求したスタイルは、1号店をオープンした1989年当時は珍しかったはず。しかし現在、その考え方は新鮮でチャーミングなものとして、私たちの目に映る。「思い出を集め、家族の宝物となるような上質で美しいディテールを集めて提案していることを、とても誇りに思っています」とこの20数年を振り返るレイチェルの美学がぎっしり詰まった「シャビーシック」。その世界観にどっぷりと浸りたい。
Photo : SEISHI SHIRAKAWA Styling : FUMIKO SAKUHARA Realization : MIKA KOYANAGI
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※2014年8月27日(水)までの期間限定問い合わせ先/エル・ショップ
http://elleshop.jp/
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