エディターズPICK 2016/11/14(月)
貴重なヴィンテージが一挙公開された夢のような3日間

フランス大使公邸に広がったジャン・プルーヴェの世界を紹介!

去る10月22~24日、フランス大使公邸にてジャン・プルーヴェの功績を紹介する『ジャン・プルーヴェ:組立と解体のデザイン』展が開催。庭園には日本初公開の組立住宅も登場し、プルーヴェやフレンチ・ヴィンテージのファン必見の展覧会となった。

大使公邸の庭園に会期中だけ日本初公開の組立住宅「F 8x8 BCCハウス」が登場。

20世紀フランスを代表する建築家・デザイナーのひとり、ジャン・プルーヴェ。彼の作品を蒐集してきたスタートトゥデイの前澤友作氏率いる現代芸術振興財団がパリのパトリック・セガン・ギャラリーの協力を得て主催したのが『ジャン・プルーヴェ:組立と解体のデザイン』展だ。戦後期に大量生産できる家具や住宅の素材として金属の可能性に着目したプルーヴェの創作哲学を体感できる、貴重な3日間となった。完全予約制で応募が殺到し、あっという間に定員が達したこの展覧会。残念ながら見られなかった人のために、会場の様子をお届けします!

「F 8x8 BCCハウス」の中にも家具が。飾られた盆栽もパトリック・セガンのセレクト。

'80年代にプルーヴェ作品を多く発掘したパトリック・セガン。今回の展覧会の展示構成のために来日。

広々とした大使公邸のボールルームに貴重な名作椅子のオリジナルがずらり。

今回、展示された作品の数は約80。組立住宅を建てるまでの映像作品の上映も行われた。

'50年代に製造されたものを中心としたヴィンテージの家具を贅沢にディスプレイ。

プルーヴェの建築デザインの基本となったコンパス型の支柱が展示の中心に。

'50年代のプルーヴェ建築に顕著なアルミニウム製の丸窓付きドアも展示。

ドアの丸窓から中を覗くと家具のさまざまなパーツが見えるという楽しい仕掛けも。

photos: KAZUHIRO SHIRAISHI  text : SHIYO YAMASHITA

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