「私がこうあるべきだって勝手に決めないで」
「私がこうあるべきだって勝手に決めないで」/『レイチェルの結婚』
ジュエリー・デザイナーのアダム・シュルマンと9月に結婚したばかりのアン・ハサウェイ。アンが初めてアカデミー賞主演女優賞とゴールデングローブ賞主演女優賞(ドラマ部門)にノミネートされた作品がこちら。『ブロークバック・マウンテン』でそれまでの可愛いお姫様キャラは払拭していたけれど、『レイチェルの結婚』で演じたキムはそれを上回る難役。悲しすぎる過去、麻薬中毒の治療施設で療養中という現実に苦しむキムの心の叫びは、姉レイチェル(ローズマリー・デウィット)の結婚式で爆発。幸せに見える家族の本当の姿があぶり出されていく。どんな家族にも苦悩がある、哀しみがある、そんな“隠したい”家族の一面は痛々しいほどリアルで胸を打つ。
女子的シネマ名言は「私がこうあるべきだって勝手に決めないで」。姉のレイチェルに責められたときのキムの切ない一言。見た目や環境でどういう人か決めつけてはいけない……と、自身の教訓にもなるセリフ。
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『レイチェルの結婚』(Rachel Getting Married)
2008年
ブルーレイ ¥2,500 DVD ¥1,480 好評発売中
監督/ジョナサン・デミ
出演/アン・ハサウェイ、ローズマリー・デウィット、ビル・アーウィン
発売・販売元/ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
公式サイト/http://bd-dvd.sonypictures.jp/rachelgettingmarried/
商品に関するお問い合わせ先/ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント 0120-502-185
text : Rie Shintani