飛ぶ鳥を落とす勢いの人気急上昇！　それが“缶バッチくん”こと、ベネディクト・カンバーバッチ。なぬ、知らない？　それはダメ、絶対！　彼はおさえておかないと!!　BBCドラマ「SHERLOCK シャーロック」でにわかブレイク感が出た彼は、『戦火の馬』や『裏切りのサーカス』など、話題作に引っ張りだこ。しかも次回作は、ウィキリークスのジュリアン・アサンジを演じる『The Fifth Estate（原題）』よ！　せっかく彼が悪役を演じている『スター・トレック イントゥ・ダークネス』が公開されるんだから。彼の魅力をわかった方がいいわ!!
 
ということで、缶バッチくんに聞きました。スタトレの悪役どうだった～？
 
「僕が演じたジョージ・ハリソンについて言えば……あ、違った！　ジョン・ハリソン（笑）。ジョージ・ハリソンは素晴しいソングライターでありギタリストだよね（アセアセ）。ジョン・ハリソンはテロリストだ。ある者にとってはテロリストでも、別の立場からすると、自由の戦士でもあるんだ」
 
自分の役名間違えちゃうなんてオチャメねー。ユーモアたっぷりの缶バッチくん。

「でも、ジョン・ハリソンはユーモアのセンスはないんだよ（笑）。からかったり、巧みに誘導したり、翻弄したりはするけれど、彼は一言一言、間を空けてしゃべるんだ。時に度が過ぎるほど、正直で真面目。それを僕は、感情を閉じ込めたシェイクスピアの台詞のような感じにしたかったんだよね」
 
さすが英国の至宝（と、本当にプレミアの時にいわれてた）！　では、最後にハリウッドで役に立っている俳優以外の経験って何かある？
 
「大学入学前にインドに行ったことかな。半年働いてお金を貯めてからインドに1年滞在して英語を教えてたんだ。ダージリンの近くヒマラヤの麓で、茶畑や雲海を見ることができる素晴しい風景だったね。あそこでは、精神的な面で実に多くを学んだんだ。忍耐や寛容さ、瞑想とか。今を生きることを要求されるハリウッドでは、この経験は非常に役に立ってるよ」