ナタリー・ポートマンが嫉妬したリリー=ローズという天才
2017/09/15(金)
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リリーとの初顔合わせは全裸で

―――撮影時の彼女との思い出話があれば教えてください。
 
撮影に入る前に監督のレベッカが、「ふたりでスパにいってらっしゃいよ」って。すごく面白かったのは、初対面が真っ裸だったこと。お互いに素っ裸で隣り合って「は、はじめまして……」って感じ(笑)。
 
 
―――本当に彼女が妹がだったら何をしてあげたい?
 
普通に遊びたいわね。実際、撮影中に何度もパーティを開いたの。外にでかけて、ダンスをして、16歳のときに戻ったみたいだった。
 
 
―――そういえばリリー=ローズも英仏バイリンガル、あなたも複数の言語を話しますが、フランス語で演技をするのは大変でしたか?
 
今回は、挑戦は受けてたったわ。夫もフランス人だからふつうの会話はできるの。でも文法は得意ではない。だからアドリブができないの。リリーのようにはね。ちょっとやりづらかったの確か。
 
 
―――どのくらい前からフランス語は勉強していたんですか?
 
12歳くらいのときからフレンチ・スクールで勉強していたの。2年間パリにも住んでいたし、そこでかなり上達したわ。
 
 
―――英仏以外には何語を使えるんでしたっけ?
 
ヘブライ語ね。言語体系がゲルマン系ともロマン語系ともまったく違うでしょう? 発音がすごく美しい言語よ。日本語も習ったことがあるわ。
 
 
―――あなたはママでもあるわけですが、あなたよのように、いろいろな言葉を使えるようになるには、どう育てたらいいんですか? 秘訣を教えてください。
 
多言語を学ばせるというのは素晴らしいことよ。私の子供もそうしたいと思っている。技術的に進歩しているから、私の子どもが大人になったときには「ちゃら〜ん、インスタント翻訳機〜」みたいなものも出てくるかもしれない。でも、言語を自分で身に付けて使うのは脳にとっていいことだと思う。音楽のように一回身につけると染み付く、そんなもの。言葉は考え方そものもだから、いろいろな言葉を使えることは、いくつもの視点を持てるということ。秘訣は何かと聞かれたら、それは毎日「触れる」ことね。

Photo: Getty Images、© Les Films Velvet - Les Films du Fleuve - France 3 Cinema - Kinology - Proximus – RTBF

  • 『プラネタリウム』
    降霊術を生業とするふたり姉妹。活動の場をアメリカからパリへ移したところ、行き詰まっていた映画プロデューサーから、心霊を映像化しないかともちかけられたことで、姉妹の関係が少しずつ変化していく……。第二次大戦直前の時代に実際話題となったスピリチュアル系の職業に携わった人たちにインスピレーションを受けた心理劇
     
    9月23日(土)より新宿バルト9、ヒューマントラストシネマ有楽町他にて全国公開
    http://planetarium-movie.com/

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