特集
2016/02/06(土)

「申し訳ありません」は御法度? デキる女のメール術

ビジネスメールを送る際、必要以上に謙遜したり、恐縮するのは必ずしもいい印象を与えない!? 女性のコミュニケーションスキルの向上を目指して作られたアプリ「Just Not Sorry」の開発者、タミ・レイスに、女性と仕事について、そしてスマートな電子メールの書き方を教わった。英語でメールのやりとりをする人じゃなくても、きっと役に立つはず。オーストラリア版エルのリポート。

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女性は適切ではない場面でよく“Sorry”を使う

女性が非生産的なフレーズに頼らずにコミュニケーションできることを目指す新たなアプリ「Just Not Sorry」。このアプリはクロムの拡張機能で、Gmailでメールを作成中に"just,"(ちょっと) "sorry,"(申し訳ありません) "I think,"(私の考えでは) "does this make sense"(お分かりいただけるでしょうか) などのキーワードを検出すると赤い破線で表示、その単語やフレーズの使い方について一言アドバイスが読めるというものだ。シンプルで控えめな仕様にも関わらず、すでに3万人以上の人がこのプラグインをダウンロードしている。開発したのは女性のクリエイター、タミ・レイス。アプリの着想源は彼女のメールボックスにあった。
 
人々にポジティブな変化をもたらす環境づくり(ストラクチャル・インフルエンス)に興味があったレイスは既往研究やオプエド、洗髪料のCM、女性コメディアン、エイミー・シューマーのコント「I'm Sorry.」などを通じ、女性が必ずしも適切ではない場面で"sorry"(申し訳ありません)という単語を頻繁に使っていることを知った。彼女はしばらく考えた末、そのことについて何かアクションを起こそうと決めた。
 
「私は"just"(ちょっと)と"sorry"(申し訳ありません)について女性のグループととことん話し合ったの」。彼女は回想する。「私たちは『人々がこの状況を打開できる方法はないものか?』と口を揃えたわ。そこで、Gmailのプラグインを開発することに決めたの。周りの人はみんなそのアイデアを気に入ってくれて、他の人にもシェアしたいと言ってくれたわ。手応えを感じた私たちは、たったの4日間でそのプラグインを作りあげてしまったの」

Translation & Text: Naoko Ogata

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