特集 2015/8/21(金)

アメリカ女VSフランス女の人生すごろく

米仏のアイコニックなセレブを対比させて、それぞれの恋愛模様から人生までを徹底比較。キャリアも家庭も手に入れてこそ上がり! とばかりに“パーフェクトな幸せ”を目指しているように見えるアメリカ女。対するフランス女は恋愛もキャリアもあくまで自然体、人生を楽しむことを重視しているかのよう。彼女たちの人生すごろくから、お国柄の違いが見えてくる!?

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メリル・ストリープVSカトリーヌ・ドヌーヴ

死ぬまで大女優

メリル・ストリープ
3度のアカデミー賞と8度のゴールデングローブ賞に輝く、史上最高の女優メリル様。映画『キングコング』のオーディションで「不細工」と言われたのを、舞台で培った演技力で100倍返し! ガンに冒された婚約者ジョン・カザールの死後、仕事に身が入らない時期があったものの、持ち前の演技愛で克服。『クレイマー、クレイマー』で初のオスカー受賞後は“80年代のスター”の称号を引っさげて、快進撃がスタートする。『エビータ』のドタキャン騒動や鳴り物入りの大作『愛と精霊の家』失敗を、マッチョに変身した『激流』で乗り切るタフさはスーパースターの鑑! 私生活は穏やかで、カザールの死後に弟の友人で彫刻家のドン・ガマーと結婚。子ども4人のうち長女と次女が女優として活躍中。そのうち、母子で演技賞を争うようになるかも。
 
人生すごろ
1971年 ブロードウェイで驚異の新人と絶賛される 
1978年 舞台を見たロバート・デ・ニーロの助言で『ディア・ハンター』出演。オスカー候補に 
1978年 婚約者を看取り、茫然自失 
1978年 彫刻家ドン・ガマーと結婚 
1979年 『クレイマー、クレイマー』でアカデミー賞助演女優賞受賞 
1985年 『愛と哀しみの果て』の好演が批評家に毛嫌いされる 
1994年 『激流』で心身ともにマッチョに! ↑
2012年 サッチャー首相役で3度目のオスカー受賞 ↑ 
 
カトリーヌ・ドヌーヴ
13歳で女優デビューしたドヌーヴ様が、ロジェ・ヴァディム監督と恋に落ちたのが18歳のとき。長男妊娠中にジェーン・フォンダに走った彼に捨てられたが、逆に人気上昇。フランソワ・トリュフォー監督との不倫も『哀しみの終わるとき』共演中に恋に落ちたマルチェロ・マストロヤンニとのW不倫もファンに温かく見守られ、“恋多き女”の面目躍如。もちろん女優としても次々と名匠の話題作に出演し、着実にステップアップ! またセレブ文化なんて言葉ができる前から「イヴ・サンローラン」はじめとするトップブランドのミューズとして活躍し、彼女が広告に登場した“シャネル N°5”はアメリカで売り切れが続出したほど。62歳で「M・A・C」のキャンペーンに登場するなど美貌は衰え知らず!
 
人生すごろく
1961年 18歳で、妻帯者の監督ロジェ・ヴァディムと同棲 ↓
1963年 ヴァディムの子を妊娠中に破局するが、人気上昇 ↑
1963年 『シェルブールの雨傘』で世界的人気を獲得 ↑
1965年 ヴァディムに捨てられ、カメラマンのデビッド・ベイリーと逆切れ婚 ↓
1970年 フランソワ・トリュフォー監督と交際 ↑
1971年 『哀しみの終るとき』共演を機に、マルチェロ・マストロヤンニと交際 ↑
1974年 長女キアラが2歳のときにマストロヤンニの妻に挑発され、彼と破局 ↓
1980年 元恋人トリュフォー作品でセザール賞主演女優賞受賞 ↑
1992年 『インドシナ』でオスカー候補に ↑
2005年 自伝本『A l'ombre de moi-même』が好評 ↑
 

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text : Midori Yamagata  photo: Getty Images

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