特集 2017/1/27(金)
早耳調査隊が行く

「ウィメンズ・マーチ」の傍らで開催されたフェミニズムなアート展

世界各国で開催された「ウィメンズ・マーチ」。大規模に実施され、スターたちも多く参加したロンドンで、それに先立って開催された写真展が話題に。その名は『1970年代のアバンギャルド・フェミニスト』展。そのなかからアーティスティックに、美しく表現された、4人のアーティストによる“フェミニズム”の姿をご紹介。

Francesca Woodman
Self-deceit #1, Rome, Italy, 1978/1979
©Courtesy George and Betty Woodman, New York/ The SAMMLUNG VERBUND Collection, Vienna

フランチェスカ・ウッドマン FRANCESCA WOODMAN

タイマーを使ったセルフ・ポートレイトでアーティストとしてのキャリアをスタートさせたフランチェスカは、1972−1980年のわずか9年間で多くの素晴らしい白黒写真を残した。廃墟になった工場など既存のアーキテクチャーを舞台にして、フォイル、ガラス、ミラーなど身の周りにあるモノと自身を登場させ、「周囲と自分の関係性」というテーマにフォーカスした。

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Text : Kiyoko Matsushita

  • The Photographers’ Gallery at 16-18 Ramillies Street, 2012
    ©Kate Elliott
    Courtesy of The Photographers’ Gallery

    ザ・フォトグラファーズ・ギャラリー The Photographers’ Gallery

    1971年に設立されたロンドンで最大級の写真を取り扱うギャラリー。「最新の若手作家」から「歴史的なアーカイブス」や「著名な写真家」まで、イギリス国内・国外のアーティストを問わず、幅広い写真が展示されている。オックスフォード・サーカス駅から歩いてすぐ、6階建てのレンガ創りの建物が目印。

    住所/16-18 Ramillies Street, London, W1F 7FW
    HP/ thephotographersgallery.org.uk

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