特集
2016/01/30(土)
FROM ELLE WORLD

自分の未来は自分で決める! 働く女子を救う“FOF基金”の始めかた

お金じゃ幸せは買えない。でも、とりわけ女性の場合、お金は人生のチョイスを与えてくれる。いざという時に「F*ck Off!=失せちまえ!」と言えるよう、有事に備えた貯金、称して「失せちまえ基金=F*ck Off Fund(FOF)」を始めよう。US版エルのレポート。

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Photo : Getty Images

いざというときのための貯蓄“失せちまえ基金”とは?

先週、Mediumで展開する金融系サイト『Billfold』に掲載された、「失せちまえ基金のお話」という記事がインターネットで話題となっている。それは大学を卒業したばかりの若い女の子を主人公にした小話で、自立したばかりの彼女が新しい車や素敵な服を買って気楽に暮らしているうちに、クレジットカードの負債を抱えてしまい、家賃が払えないためにDV気味の恋人とも別れられず、稼ぎを失いたくないためにセクハラ上司のいる大嫌いな職場からも抜け出せなくなってしまう、というあらすじだ。と、ここまで読んだ読者は何て憂鬱な話だろう、とうんざりしてしまうかもしれない。
 
しかし、この物語はパラレルストーリー仕立てとなっており、後半で作者はもうひとつの未来を描いてみせる。そこでは主人公はまず自分のための貯金、「失せちまえ基金=F*ck Off Fund(以下FOF)」を始める。洋服はスリフト・ショップで購入し、生活用品も節約。車は大学のときに乗っていたものを使い回す。そうやって生活を切り詰めて捻出したお金を貯めて、本当に自分が困ったときに備えるのだ。最悪な彼氏に出て行けと言えるように、とんでもない上司に毅然と立ち向かえるように、そしてその後の経済的なことを心配しないで済むように。
 
幸せはお金じゃ買えないが、それでもお金は女性に人生の選択肢を与えてくれる。いざという時、「F*ck Off!=失せちまえ!」と言えるために、私たちは今すぐFOFを始めるべきなのだ。
 
この記事の作者は私たちに身分相応に暮らして、我慢に励むことを勧めている。それはもちろん素晴らしいアドバイスだけど、言うは易く行うは難し。現代人の生活には誘惑が多いし、SNSを覗けば“自分よりもお金があって良い生活をしてそうな誰か”の写真を見せられる。
 
成功者たちはどうやって有事に備えた貯金、FOFを築き上げたのか。そしてどういった場合にFOFを使うのか。実践する6人のキャリアウーマンが教えてくれた。

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Translation & Text: Naoko Ogata

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