2017/1/9(月)
メリル・ストリープ、怒りのスピーチ全文公開。ゴールデングローブ会場が総立ち
第74回ゴールデングローブ賞。功労賞に当たるセシル・B・デミル賞を受賞した、大女優メリル・ストリープのスピーチに会場感涙。「溜りにたまった言いたいこと全部入れました」的な、今後のアメリカへの静かな怒りに満ちたメッセージの全文を公開。
もうひとつ申し上げたいことがあります。ある時、私はセットで何かについて泣き言を言っていたことがありました。次の食事まで働きどおしか、撮影が長時間すぎるとか、そういったようなことです。その時、トミー・リー・ジョーンズが私にこう言いました。「これは実に特権的なことだと思わないかい、メリル。ただ俳優であればいいなんて」。
ええ、本当にその通りです。そして私たちはお互いにその特権と共感を演じるという責任を常に思い出させなければならないのです。私たちはハリウッドで働くことができる名誉について、深く誇りを持たねばならないのです。私の友人であり、つい最近この惑星から旅立った、いとしいレイア姫が私に言ったことがあります。「心が壊れたなら、それを芸術へと作り替えなさい」と。
ありがとうございました。
Text : Ryoko Tsukada
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※翻訳の一部を訂正し、動画を差し替えました(2017年1月10日、12日)