ハーヴェイ・ワインスタインの黒い履歴書~こんなプロデューサーはイヤだ~
2017/10/20(金)
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HWと『フリーダ』の監督ジュリー・テイモア(中央)。注目はHWの肘。女性の肩に肘を置くという品の悪さが現れている一枚。HWの妨害がなければ、サルマ・ハエックもオスカーを獲れていたかも。

Photo : Getty Images

モラルが低い~オレ流を貫くために他者を真っ向否定~

批判されたり、反論されたりするのが大嫌いなエゴイストとしてハリウッドで数々の逸話を残しているHW。『フリーダ』のテスト上映後、観客の反応を巡って監督のジュリー・テイモアと怒鳴り合いの喧嘩に発展。「お前みたいな生意気な女は見たことがないビッチ」と言い放った後で、その場にいたテイモアのパートナーであるエリオット・ゴールデンサール(同作品の音楽を担当した作曲家)に向き直って「何見てやがるんだ、クソ野郎。このビッチの味方をしろよ。そしたらお前をぶちのめせるだろう」と恫喝したとか。まるでチンピラ。さらに最悪なのが『愛を読む人』製作をめぐるホラー話。公開日に固執したハーヴェイは、死の床にあった製作者シドニー・ポラックの枕元で「公開予定を守ると書いた契約書にサインしろ」と迫り、同じく他界した製作者アンソニー・ミンゲラの遺族には「俺にも編集権を寄越せ」としつこく迫った。事情を知ったスコット・ルーディンはHWのストレスにさらされたスティーブン・ダルドリー監督を守った後にプロデューサーから降板。その際にHWと監督が交わしたメール通信を業界の事情通な記者ニッキー・フィンクに提供して溜飲を下げた。

Text : Peaches

    • セレブウォッチャー・ピーチズ/セレブゴシップ命の映画ライター。365日24時間体制(!?)でジューシィな最新ネタをパトロール中!

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