特集 2016/11/4(金)

超絶美青年だけどゲス。天才画家エゴン・シーレを演じた男優の禁断の美

絶対的な美が完成すると死に至る―――。そんな言葉を体現するかのように28歳で亡くなった20世紀を代表する美青年画家エゴン・シーレの伝記映画『エゴン・シーレ 死と乙女』の全貌が日本解禁。美しき主演男優ノア・サーベトラが演じた、女性を惹きつけ利用し尽くした天才画家の魔性が溢れるシーンカットの数々をたっぷりご紹介。

©Novotny & Novotny Filmproduktion GmbH

https://www.youtube.com/watch?v=v0KpqxzFoHw&feature=youtu.be
世紀のゲス男として知られるオーストリアの天才画家、エゴン・シーレの代表作「死と乙女(TOD UND MÄDCHEN)」は学校の美術の教科書か資料集などで目にした人も多いはず。でも、学校では決して教えてくれないのが、シーレという男性が打ち棄ててきた女性との禁断のゲス恋愛。

禁断というよりほぼサイコパスな天才画家が巻き起こす、ドロッドロの恋愛劇。東海テレビもびっくり。

性に奔放な父の死(死因は梅毒)により、不安定な家族に育ったシーレは、幼少期に早熟な才能を見出され、わずか16歳でオーストリアの最高峰美術アカデミーに合格するものの、次第に危険な行動が目立つようになる。

自転車二人乗り(公道ではダメ、絶対)など、胸キュンポイント満載。でも胸キュンするようなイケメンは大抵中身がカスという真実(?)を突きつける残酷な実話。自転車に乗っている女性は、しばらくして捨てられる運命。

16歳の妹をヌードモデルにし、近所の子どもを誘い込んで勝手に絵の題材にしたり、ついには13歳の少女を誘拐した容疑で逮捕。今度は17歳の少女ヴァリを虜にして翻弄。熱烈な恋愛関係に。ここまでだとただのロリコン(現代日本では犯罪です)だが、しっかり経済的な基盤を得るためヴァリとの関係を突然断ち、両家の子女と結婚するという上昇志向も披露するところがとてつもなくゲス。そのうえ妻の姉と不倫するなどゲスは加速していく。

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  • 『エゴン・シーレ 死と乙女』
    監督:ディーター・ベルナー
    出演:ノア・サーベトラ、マレシ・リーグナー、ファレリエ・ペヒナー、ラリッサ・アイミー・ブレイドバッハ
    原題:EGON SCHIELE – DEATH AND THE MAIDEN
    オーストリア・ルクセンブルク作品 109分 シネマスコープ 15+
    2017年1月Bunkamuraル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次公開
    公式HP: http://egonschiele-movie.com/ 
    (c)Novotny & Novotny Filmproduktion GmbH

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