ドラマ部門：作品賞
  ★「Mr.Robot ミスターロボット」
「Empire 成功の代償」
「ゲーム・オブ・スローンズ」
「アウトランダー」
「ナルコス/Narcos」

昼間は守る側、夜は侵す側に姿を変え正義感ぶっていたエンジニアが、凶悪ハッカー集団に自分の会社を壊滅させるよう誘われたら……。そんな“そこにある危機”を描いた配信ドラマ「Mr.Robot ミスターロボット」が作品賞に。個性的な登場人物たちにも注目。

ミュージカル／コメディ部門：作品賞
★「モーツァルト・イン・ザ・ジャングル」
「カジュアル」
「オレンジ・イズ・ニュー・ブラック」
「トランスペアレント」
「SILICON VALLEY」
「Veep」

新旧交代劇、男女の愛憎、嫉妬などなど、美しい音楽を奏でるNYのオーケストラの舞台裏にあるドロドロの人間模様が面白すぎて制作を手がけた、「アマゾン」の契約者数を大幅に増やしたとも言われる「モーツァルト・イン・ザ・ジャングル」。素晴らしい音楽に心癒されるものの、同じ音楽スポ根でも「のだめ」と違うところは生々しい人間像。『時計仕掛けのオレンジ』『カリギュラ』の怪優マルコム・マクダウェルの登場もファンにはうれしいところ。

テレビ映画／リミテッドシリーズ部門：作品賞
★「ウルフ・ホール」
「American Crime」
「アメリカン・ホラー・ストーリー：ホテル」
「ファーゴ」
「Flesh & Bone」

丁寧な人物描写により、悪名高きヘンリー8世とその周囲の物語をのぞき見しているような感覚に襲われる「ウルフ・ホール」はトーマス・サングスターやハリー・ロイド、トム・ホランドなど旬のイケメンづくしのキャスティングだけでも一見の価値あり。