「本当になんでも撮っちゃって、これ大丈夫かなと思ったり」（ジョンヒョン）

―まず今回のドキュメンタリーのオファーが来たとき、どう思いましたか？
 
ヨンファ：こういったドキュメンタリーを撮るバンドは多いのですが、かっこいいバンドたちのバックステージを撮ったものを僕も観てきたので、自分たちも撮ることになって光栄でした。
 
ジョンヒョン：海外の有名バンドのDVDはいろいろありますけど、そういうドキュメンタリーを僕らが撮ると聞いて「エッ」と思いましたね。すごいなと思って。ちょっと早いんじゃない？と思いました（笑）。
 
ジョンシン：僕も兄さんたちみたいにボン・ジョヴィなどの有名バンドの映画を観たんですけど、自分たちも撮るということで、僕たちのどういう姿を見せなければいけないかとか、最初はそういうプレッシャーも少しありました。ただ僕たちの日常生活を見せるのがいちばん自然で観ている人たちも楽なのではないかと思って、気楽に撮ることにしました。
 
ミンヒョク：僕もどんな姿を見せればいいだろうと心配もしましたが、楽に考えるようにしました。だからより良い姿を撮ってもらえたと思います。
 
―普通のテレビとは違ってドキュメンタリーは裏の姿や素の姿だったり、化粧もしてない姿まで映るわけですが、そうした映像を撮るなかで、こういうところを撮られたかったとか、ここは撮られたくなかったとか、面白かったり興味深かったエピソードはありますか？
 
ヨンファ：家で撮影したのがありますけど、それって使ってます？
 
監督：はい。ジョンシンさんの味噌チゲのシーンとか。
 
ヨンファ：最初はちょっと飾ってるところもありました。ジョンシンの料理とか。
 
ミンヒョク：今もちょっと飾ってるでしょ（笑）？　普段あんまり話さないのにやたら喋ったり。
 
ヨンファ：一日中カメラがついてくるから最初は少し気になりました。初めは少し負担も感じたけど、ある程度時間が経ってからは横にカメラがあるのも自然になって楽に撮れたと思います。ジョンシンと一緒に料理したりもしたのですが、ジョンシンの自然な姿も撮れてよかったです。
 
ジョンヒョン：最初は本当になんでも撮っちゃって、これ大丈夫かなと思ったりもしました。
 
ヨンファ：監督を信じます（笑）。
 
ジョンヒョン：ここまでは撮らなくてもいいんじゃないかなと思ったりもしたんですけど、最後あたりになると急に寂しくなって、もう終わるの？と思って……。やっぱり人間ってそういうものなんだなぁって思いましたね（笑）。